人気映画「スター・ウォーズ」シリーズのレイア姫役を演じたアメリカの女優、キャリー・フィッシャーさん(60)が12月27日、死去した。この「レイア姫の死」に、「スター・ウォーズ」シリーズの出演者らも相次いで哀悼の意を表した。
フィッシャーさんは1977年に公開された第1作「スター・ウォーズ」(後に「エピソード4」と改題)のヒロイン、レイア・オーガナ姫に起用されて一躍スターとなった。「帝国の逆襲」(80年)、「ジェダイの復讐」(80年、現在は「ジェダイの帰還」に改題)でもレイア姫を演じた。また、2015年に公開された第7作「フォースの覚醒」では32年ぶりにレイア姫として出演していた。
アメリカのメディアによると、2017年12月に公開予定のシリーズ第8作にも出演し、既に撮影を終えていた。また、CNNなどによると、現在公開中のシリーズ外伝「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」でも、デジタル映像で登場する。
スター・ウォーズで共演していた、「ハン・ソロ」役のハリソン・フォードは情報サイト「E!」に次のようなコメントを発表した。
キャリーは光り輝いていて、個性的でした。面白くて、恐れ知らずでもありました。彼女は人生を勇敢に生き抜きました。私たちは彼女を忘れないでしょう。
また、フィッシャーさんをレイア姫役に抜擢したジョージ・ルーカス監督も、同サイトに次のように語った。
キャリーと私は人生の大部分で友人でした。最高に賢く、才能ある女優であり、皆に愛される多様な個性を持つライター、そしてコメディエンヌでもありました。スターウォーズでは、偉大で強力な王女でした。多くの人々が考えるよりも難しい役割でしたが、元気で賢明で、希望に満ちていました。家族、友人たち、ファンの皆さん全員とともに心から祈りたいです。皆が彼女を惜しむでしょう。
共演者らのTwitterを紹介する。
ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル
言葉はありません。衝撃を受けています。
「フォースの覚醒」のプロデューサー、キャスリーン・ケネディ氏
彼女は世界にとってレイア姫であり、私たち全員にとって特別な友人でした。私たちは彼女を失ってとても残念に思います。
レイ役のデイジー・リドリー
この大きな損失に途方に暮れています。私たち全員が彼女を知っていることは、どれほど幸運なことでしょうか。そして、さようならと言わなければいけません。
チューバッカ役のピーター・メイヒュー
彼女を失ったことに言葉はありません。キャリーは、部屋の中で最も明るい光でした。彼女がいなくなってとても寂しく思います。
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