ドイツのメルケル首相は5月3日、ダッハウ強制収容所の解放70年式典で「ナチスがこの収容所で犠牲者に与えた底知れない恐怖を、我々は犠牲者のため、我々のため、そして将来の世代のために、決して忘れない」と演説した。朝日新聞デジタルが報じた。
ダッハウ強制収容所は、ドイツ南部のミュンヘンの北西15kmほどのところにあった。1933年にナチス政権のハインリヒ・ヒムラーが設置を発表。1945年4月末に連合軍によって解放された。ユダヤ人ら4万人以上が犠牲となったと言われている。
この式典は収容所の跡地で開催された。メルケル首相は「我々は、皆、ナチスのすべての犠牲者に対する責任を負っている。これを繰り返し自覚することは、国民に課せられた義務だ」と演説。「若者たちが過激な思想に影響されることがないよう、一体となって取り組む必要がある」と訴えた。
献花するメルケル首相
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献花するメルケル首相
CHRISTOF STACHE via Getty Images
献花するメルケル首相
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演説するメルケル首相
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ダッハウ強制収容所の生存者と面会するメルケル首相
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