「男性も、国際女性デーに考えて」。メーガン妃、男子学生を壇上に招いて伝える

王室メンバーとして最後の国際女性デー。メーガン妃はロンドンの学校を訪れた
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国際女性デーに先立つ3月6日、イギリス王室のメーガン妃がロンドンの学校を訪れ、国際女性デーは、女性の権利のためにすべての人が責任を果たすべき日であることを伝えた。

3月31日に、夫のヘンリー王子とともにイギリス王室を離脱することが決まっているメーガン妃。     

2020年の国際女性デーが、王室メンバーとして迎える最後の国際女性デーとなるであろう同妃が訪問したのは、ロンドン東部ダゲナムにある「ロバート・クラック・アッパースクール」だ。       

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ロバート・クラック・アッパースクールを訪れたメーガン妃
POOL New / Reuters

メーガン妃は、同校の若者たちとこの日を過ごすことについて、こう話した

「私は将来の女性たちと一緒に過ごすことが大切だと思ったのです。ここにいる全ての若い女性たち。しかしそれだけではありません。同じように大きな役割を果たしている、若い男性たちもそうです」

そのことを伝えるために、メーガン妃はスピーチの途中で一人の男子学生を壇上に招き、国際女性デーがその学生にとってどういった意味を持つかを語ってもらった。

仲間の学生たちから大きな拍手を受けて壇上に立った男子学生は、少し興奮しながら「女性がいることで、私たちのコミュニティーは強くなる。国際女性デーはそれを思い出させてくれる」と語っている。

その後メーガン妃は改めて、こう強調した

「多くの社会で、国際女性デーは女性だけが考える日であると区分されやすいように私は感じます。しかしそうではありません。国際女性デーは私たちすべての人(が責任を果たす)ためのものです。」

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POOL New / Reuters

そして最後に、女性に敬意を示すことの大切さを男子学生に伝えた。

「これからも引き続き、女性たちを大切にし、敬意を評してください。そしてもし同じような考え方をしない人たちがいれば、あなたがお手本になってください」

「この日曜日だけを国際女性デーにするのではなく、毎日がそうであると感じられるように、私たちは力を合わせましょう」

ダゲナムを訪れた理由

公式Instagramによると、ロバート・クラック・アッパースクールのあるダゲナムは、女性の平等な権利を象徴する場所だ。     

50年前の1968年、フォード自動車のダゲナム工場で働いていた女性従業員たちが、男女賃金格差に抗議してストライキを決行した。

これがストライキがきっかけとなって、イギリス議会は2年後の1970年に、同一賃金法を可決した。

メーガン妃は「ダゲナムを訪れるのはとても深い意味を持つこと」とコメントしている。 

「立ち上がる勇気を持った女性たちがいたことを、この場所で知ることができます」       

「たとえ自分の存在を認めらていられないように感じていようと、組織や階層の一番下に置かれていると感じていようと、そして肌の色や性別、発言力があるかどうかに関係なく、私たちには正しいことのために声をあげる権利があります。(この地で闘った女性たちは)それを伝える、最も良い例です」