メディアづくりの参考になる! デザインがイケてる海外メディア10選

メディアづくりを考えるとき、国内のメディアだけでなく、海外メディアに目を通すことで参考になることも多そうです。インスピレーションを得るために、デザインが優れていると思う、海外メディアを10個に絞って簡単に紹介します。デザイン関係なく、注目の新興メディアを知りたい方は以下の記事も参考になさってください。

メディアづくりを考えるとき、国内のメディアだけでなく、海外メディアに目を通すことで参考になることも多そうです。インスピレーションを得るために、デザインが優れていると思う、海外メディアを10個に絞って簡単に紹介します。

デザイン関係なく、注目の新興メディアを知りたい方は以下の記事も参考になさってください。

1. Narratively

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「Narratively(ナラティブリー)」はビジュアルを全面に打ち出したデザインで、トップページも記事ページも見やすく美しいです。このようなビジュアル・ストーリーテリングを発信するメディアやプラットフォームは増えてくると思います。

2. OZY

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「OZY(オージー)」は、ミレニアル世代(主にアメリカにおいて1980年代〜2000年代初頭に生まれた10代、20代の若者)をターゲットにした新興メディア。

その日の記事と直近一週間の記事が見やすく、また、カラフルな色使いも個人的に好きなポイントです。

3. PolicyMic

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ミレニアル世代に人気のメディア『PolicyMic』が1000万ドルを調達」という記事でも紹介したメディアです。リッチなデザインが目を引きます。「政治」と「カルチャー・アート」を織り交ぜて発信しているところが特徴です。

4. Quartz

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新興ビジネスメディア『Quartz』、広告売上がこの1年で426%増加」という記事をはじめ多くの記事で紹介してきたビジネスメディアOuartz(クオーツ)。

スクロールでURLが切り替わるデザインと、ネイティブ広告の相性は良さそうで、上記の記事の成果となっているのです。また、一定期間、特定のテーマを追うスタイルも新しいメディアのスタンスとして貴重だと思います。

5. Digg

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コンテンツアグリゲーションサイトの「Digg(ディグ)」。昔はアメリカの2ちゃんねるとも言われている「Reddit(レディット)」とトラフィックを争っていましたが、いまではディグのスッキリとしたきれいなデザインが個人的には好みです。

アグリゲーションサイトにも関わらず、オリジナルコンテンツも発信していることにも注目ですし、アグリゲーションを超えてどのようなメディアの形を目指しているのか気になります。

6. FiveThirtyEight

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ニューヨークタイムズがニュース解説サイト『The Upshot』をリリース」という記事でも触れたネイトシルバーの「FiveThirtyEight」。

カテゴリーの色分けも良いですし、誰が書いているのかトップページに顔が出ているのは意外と見ないような気がします。また、売りであるデータ系の記事については中心に据えています。

デザインの話題からはそれますが、日本でもデータジャーナリズムをどんどん行って新しい視点を提供していくメディアも増えると面白くなりそうですね。

7. The Debrief

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ライフスタイルメディア「The Debrief」のデザインは女性が好きなデザインな気がします。スクロールやマウスオーバーしてみてもきれいですし、また、マルチメディア連携がしっかりしていて、さすがです。

8. The Dodo

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動物の権利問題に特化した新興メディア「The Dodo(ドゥドゥ)」。上のスクリーンショットからも分かりますが、ビジュアル重視のデザインとなっています。

ハフィントンポスト共同創業者ケン・レーラー氏も投資するメディアで、実の娘イザベル・レーラー氏が中心となって立ち上げています。ワンテーマで勝負するメディアをつくる際に、参考になることでしょう。

9. Esquire

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以前日本でも発刊していた「Esquire(エスクァイア)」のイギリスのサイトです。

今回紹介するメディアのデザインの中で一番好きかもしれません。国内サイトですと、GQ JAPANが少し似ているかもしれません。

10. Rookie

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新興スポーツメディアとして注目が集まる「Rookie(ルーキー)」。記事の左にサマリー、右に関係者などのコメントが表示されるという変わったデザインですが、スポーツとは相性が良さそうです。

芸能・エンタメ系のメディアもこのようなフォーマットは合うかもしれませんね。

以上、10個のメディアを紹介しました。

メディアをつくるときや、リニューアルするときなどのインスピレーションになれば幸いです。この記事では紹介できなかったものも多くあるので、別の機会でお伝えできたらと思います。

(2014年5月8日「メディアの輪郭」より転載)