メドベージェワ、セーラームーン好きすぎ伝説 けが乗り越え「世界女王」が舞う

「10年間、滑ることを待ちわびてきた。本当にここに来たかった」
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Getty

平昌オリンピックは2月23日、フィギュアスケート女子フリープログラムがあり、OARのエフゲニア・メドベージェワ(18)が銀メダルを獲得した。OARのアリーナ・ザギトワが圧巻の演技を見せ、金メダルに輝いた。

メドベージェワは、映画「アンナ・カレーニナ」のテーマに乗せて、貫禄の滑りを見せた。

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Valery Sharifulin via Getty Images

巧みなコンビネーションジャンプと世界トップレベルの表現力で観客を魅了。演技終了後、18歳の女王は感極まった様子で肩を震わせ、涙を流した。

メドベージェワのフリーの得点は156.65点。ザギトワと同点だったが、ショートプログラムとの合計得点でわずか1.31点及ばず。涙の銀メダルとなった。

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ROBERTO SCHMIDT via Getty Images

ザギトワとは同じクラブに所属、エトゥリ氏の指導を受ける同門でもある。

ザギトワは、メドベージェワについて普段から雑談を交わす「いい友人」と明かすが、メドベージェワは「(ザギトワは)友人ではあるが、戦わなくちゃいけない。それがスポーツ」と宣戦布告している。

18歳の世界女王、メドベージェワ。けがを乗り越えたオリンピックまでの道のりや、セーラームーン好きな一面を、あらためてふり返ってみよう。

ザギトワと同じコーチ

1999年に首都モスクワで生まれたメドベージェワは、3歳の時にスケートを始めた。母親もフィギュアスケートの元選手だ。

コーチは、引退したリプニツカヤさんらを育てた実力派エトゥリ・トゥトゥベリーゼ氏。メデベージェワとザギトワとは、エトゥリ氏の指導を受ける同門でもある。

今期序盤にけがが発覚

オリンピックシーズンとなる2017年10月、右足甲の骨にひびが発覚。

痛み止めを飲んで出場したGPシリーズのロシア杯と、さらに強行出場したNHK杯で優勝。12月のグランプリファイナルを欠場し、約2カ月ぶりに実戦復帰した1月の欧州選手権(モスクワ)で、今季シニアデビューしたアリーナ・ザギトワに敗れて2位にとどまった。

主要大会で優勝を譲ったのは、2015年11月のロシア杯以来だった。

オリンピックにかける思い

2月11日のオリンピック団体ショートプログラムでは、自身が持つ世界最高得点を上回る高得点をマークした。

メドベージェワは「10年間、滑ることを待ちわびてきた。本当にここに来たかった」と初出場のオリンピックにかける思いを明かしている

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(Photo by Valery Sharifulin\TASS via Getty Images)
Valery Sharifulin via Getty Images

「美少女戦士セーラームーン」大好き

メドベージェワがアニメ「美少女戦士セーラームーン」が大好きなのは有名な話。

エキシビジョンやアイスショーでは、演技の途中で月野うさぎから美少女戦士に変身し、最後は「月に代わっておしおきよ」というセリフを口にして、おなじみのポーズを決めている。

2017年4月の世界国別対抗戦の試合後には、本田真凜とのツーショットを公開して話題を呼んだ。

ペットは犬、日本の樋口新葉と仲良し

メドベージェワは、ペットで犬の「ジェリー」を飼っている。

顔を合わせるたびに熱いハグを交わすのは、日本の樋口新葉選手だ。Instagramには、羽生結弦とのツーショットもよく投稿している。