第二十四回
本日のふたりごはん
気温が上がり始め、さっぱりしたものが食べたい季節...
アサリだしが効いたうどんと、ポン酢ジュレの焼き茄子の食卓はいかがでしょうか。
今回使うのは稲庭うどん!細麺でアサリの旨味に絡まります。そして、中華の食材「豆豉」を使ってコクのある仕上がりに。お好みでピリ辛の食べるラー油、糸唐辛子と一緒にどうぞ。
もう一品はグリルで真っ黒になるまで焼いた茄子、やけどに気をつけて皮を剥くと...香ばしい実が現れます。それを細く裂いたものに、さっぱりポン酢ジュレと薬味をかけて少し先回りの夏気分な料理です。
ふたりごはん
市販
■事前準備
・バットに水300ml、塩を小さじ2を入れて混ぜる。アサリを入れ2〜3時間、冷暗所におき砂抜きをする。
香ばし焼き茄子のポン酢ジュレ
一品目
■材料(2人分)
茄子......3本
だし汁......200cc
ポン酢......100cc
ゼラチン(粉) ......5g
みょうが......2本
つぼ漬け(たくわんでも) ......20g
穂紫蘇(あれば)......4本程度
■作り方
①妻電子レンジで加熱しただし汁にゼラチンを溶かし、ポン酢を混ぜる。
(※ゼラチンに記載されている溶ける温度程度まで加熱する)
②妻粗熱が取れたらバットに流して冷蔵庫で冷やす。
③夫茄子のヘタの根元に一周切り込みを入れ、魚焼きグリルの弱めの火で20分程度全体が焦げるまで焼く。(まんべんなく焼けるように何度かまわす)
④夫竹串を刺してすっと刺されば焼き上がり。やけどに注意して皮を剥き、冷めたら縦に裂いて冷やしておく。
⑤妻みょうがを小口切り、つぼ漬けを刻む。穂紫蘇は穂をこそげ取っておく。
⑥夫②をフォークでくずしてポン酢ジュレにする。
⑦夫冷やした茄子に、ポン酢ジュレ、みょうが、つぼ漬け、穂紫蘇を飾る。
⑤まで進んだらポン酢ジュレの様子を見て、まだ固まっていなければ先に「アサリだしの豆豉稲庭うどん」②までやってから戻りましょう。この料理は食べる直前まで器ごと冷やしておくと、より冷たくいただけます。
アサリだしの豆豉稲庭うどん
二品目
■材料(2人分)
冷凍稲庭うどん......2玉
アサリ......200g
さやえんどう......10枚
かいわれ......40g
酒......大さじ2
豆豉......大さじ1
ごま油......大さじ1
食べるラー油......適量
■作り方
①妻アサリの砂抜きをしておく。(事前準備に記載)
②夫鍋に湯を沸かし、塩少々(分量外)を加える。筋を取ったさやえんどうをさっと茹でて、冷水にとり、斜め切りにする。豆豉を粗く刻んでおく。
③妻冷凍稲庭うどんをレンジで袋に記載された時間加熱する。
④妻フライパンにアサリ、酒を入れて蓋をして火にかける。アサリの殻が開いたら、豆豉、ごま油、さやえんどう、うどんを加えて和える。
⑤妻器に盛り、かいわれを添えて、お好みで食べるラー油をかけ、あれば糸唐辛子(分量外)をのせる。
この料理は出来立てを出したいので、④以降は食べる直前に進みましょう。まず、「香ばし焼き茄子とポン酢ジュレ」を完成させて冷やしておき、手の空いた方が、みそ汁の準備やテーブルセッティングをしましょう。
材料の酒は、紹興酒にするとより風味が増しますのでストックがあればぜひお試しを。
今日の片付け担当は夫! 妻がうどんを炒めている間など時間が空いたら先にできるだけ片付けてしまうと楽です。
榎本美沙┃Misa Enomoto
1988年、東京都生まれ。学生時代に料理の楽しさに目覚め、広告代理店勤務を経て、現在はフリーで料理をテーマに活動している。夫婦で作るレシピサイト「ふたりごはん」を運営。
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