児童の識字率向上を目指すアメリカの非営利団体「リーディング・イズ・ファンダメンタル(RIF、読書は基礎力)」は2月2日、アメリカのマクドナルド社と提携し、ハッピーセットでおもちゃの代わりに絵本を提供すると発表した。2月9日から2月15日までの期間限定(アメリカ国内のみ)。識字率を上げることが目的だ。
提供する絵本はイギリスの作家、マイケル・ボンドによる「くまのパディントン」など4冊。うち1冊は、インターネットでも閲覧できる。
RIFによると、マクドナルドは2013年からハッピーセットで絵本を配布し始め、2016年の終わりまでには5000万冊の絵本を提供することになるという。RIFのキャロル・ラスコー最高責任者(CEO)は声明で、「本は、より良い未来のための積み木です」とコメント。「貧困層の3分の2の子供たちが本を持っていませんが、マクドナルドの取り組みは、子供たちが本を手にし、読書を鼓舞する手助けになります」と述べた。
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