ハリケーンによる洪水に苦しむなか、被災者のために避難場所として開放された家具ショップが話題だ。
大型ハリケーン「ハービー」の影響による洪水で、アメリカ・テキサス州のヒューストン市は、広範囲に渡り水没した。このため、家具ショップ「ギャラリー・ファーニチャー」を営むジム・マッキングベール氏は8月28日、自分の店を避難所として提供し始めた。
Our GF N FWRY & GF Grand PKWY stores are open for those in need. If you can safely join us, we invite you for shelter and food. God Bless. pic.twitter.com/IHHgjKmjMY
— MattressMack (@MattressMack) August 28, 2017
「ベッドがたくさんあり、食べ物もたくさんあり、水もあります。ペットも連れてきてください」
「マットレス・マック」の愛称で住民に親しまれているマッキングベール氏がFacebookで呼びかけると、29日には利用者が400人を超えたという。
店では避難者のために朝食・昼食・夕食を提供している。SNSに投稿された写真には、マットレスの上で遊ぶ子どもたちや、カウチに座る大人などが写っている。
店は、テキサス州軍にもマットレスなどを提供。勤務の合間にくつろぐ隊員の姿も、写真で紹介されている。
マッキングベール氏はNPRの取材に対し、「荒廃した街を見て、10万平方フィート(約9300平方メートル)の店を、避難所として提供するのが最適だと決めた」と語った。
マッキングベール氏は2005年のハリケーン「カトリーナ」のときにも、店を避難所として提供した。
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テキサス州には、大雨で非難してきたルイジアナ州の住民も流入しており、最大3万人が避難所を探しているとみられている。5万人の避難者が収容されている避難所もあり、29日の夜までに、9000人以上が溢れていたとの報告もある。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳・編集しました。