朝ドラ「スカーレット」の八郎役で話題。俳優・松下洸平さんとは?

松下洸平さんは、「そよださん」こと十代田八郎(そよだ・はちろう)役でNHK朝ドラ「スカーレット」に出演中の俳優です。その経歴をご紹介します。

放送中のNHK連続テレビ小説「スカーレット」で、戸田恵梨香さん演じる主人公・川原喜美子が働く窯元「丸熊陶業」に新たに入社した登場人物が話題になっている。

その人物は、商品開発室に配属された十代田八郎(そよだ・はちろう)。真面目で素朴なキャラクターが人気となっている。

普段は穏やかな雰囲気の八郎だが、喜美子の絵付けの師匠の「フカ先生」こと深野心仙(ふかの・しんせん/イッセー尾形)に対し、フカ先生が描いた日本画を生活苦で売った過去があることを懺悔するシーンはSNSで話題となった。

その八郎を演じ、注目を集めているのが松下洸平(まつした・こうへい)さんだ。

 

■松下洸平さんとは、どんな方?

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松下洸平さん

松下さんは東京都出身で、1987年3月生まれの32歳。

母親は画家で、松下さんも幼少期より油絵を始め、美術系の高校に進学した。中学生からダンスを始め、映画「天使にラブ・ソングを2」に感銘を受け、音楽の専門学校に入学した。2008年に、シンガーソングライターとして「STAND UP!」でメジャーデビューを果たす。

2009年にミュージカル「GLORY DAYS」で初舞台を踏んだ。テレビドラマやCMなどに活動の幅を広げていき、2019年1月には、フジテレビの開局60周年特別ドラマ「レ・ミゼラブル〜終わりなき旅路」に主要キャストの1人として出演した。

また、舞台で実力を認められてきた俳優でもある。

舞台「母と暮せば」の演技で、2018年度の第73回文化庁芸術祭・新人賞を受賞。また、「母と暮せば」とミュージカル「スリル・ミー」の演技で、第26回読売演劇大賞の杉村春子賞と優秀男優賞をW受賞し、舞台界で注目されている俳優だ。

2020年には、映画「燃えよ剣」(監督・原田眞人、主演・岡田准一)に、新撰組の斎藤一役での出演が決定している。

 

■「皆様の朝を彩る半年間になっていきますように」

松下さんは自身のインスタグラムで、「スカーレット」に関する発信もしている。

スカーレット放送開始前の9月29日の投稿では、「ものつくりする全ての人に、そして、大切な人を想う全ての人に捧げます。皆様の朝を彩る半年間になっていきますように」とつづっていた。

番組公式サイトによると、松下さん演じる八郎は「喜美子の陶芸と人生に、大きな影響を与えることに」なっていくという。