ダウンタウンの松本人志が、11月19日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演し、希望の党の代表を辞任した小池百合子都知事について「小池さんはずっと女王様でないと」と持論を語った。
希望の党の小池百合子代表は、10月22日に投開票された衆院選での敗北などを受けて11月14日、党の両院議員総会で代表を辞任する意向を表明。「代表の座を降り、しかるべきサポートをしていきたい」と話した。
このニュースを受けて松本は、「可哀想に見えて得する人と損する人がいる」と政治家のパブリックイメージについての持論を展開した。
松本は、民進党代表(当時)だった蓮舫氏が7月に辞任した際の展開を引き合いに出し「蓮舫さんはかわいそうに見えた時にちょっと可愛く見えた」と説明した。
蓮舫氏は台湾との二重国籍問題や、都議選での敗北について批判された。「直接の原因ではない」としつつも、辞任を表明した記者会見では無念の表情をにじませ、時に泣き顔のようになることもあった。
一方で、都知事選以来、記者会見などでの厳しい追及にも、常に余裕たっぷりの笑顔で返していた小池氏。しかし、10月22日に衆院選の結果を受けてパリ市内で開いた記者会見ではさすがに硬い表情を見せた。「私自身にもおごりや慢心があった」と肩を落として語った。
松本はこの点について「小池さんはずっと女王様でないと小池さんの良さは出ない。 (今回の敗北と辞任は)女王様がちょっと可哀想に見えてきて...。ロウソクとムチを探しているような(SMの)女王様は見たくない。ビッシビシ行く、ヒーって言わせてほしい。イメージのたとえですけど。小池さんには女王様になってほしい」と話し、奮起に期待を寄せた。