こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
代表質問が終わってから質問を書き始めたら、見事に終電を逃しました……
しかし職員の方々は今から徹夜かと思うと、頭が下がります。
ほんとうにお疲れ様です。
彼らの怒りは、業火となってM氏を焼きつくすことでしょう。
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さて、本日(編注:6月7日)の本会議はすでに多数の報道で出ている通り、
舛添知事は記者会見以上の言葉を一切発することはありませんでした。
台本の繰り返しに終始し、ゼロ回答を連発。
舛添知事「ホテル面談相手の名は言えない」 自公も追及、消えない疑念
「都議会の皆さまからの質問にはしっかり答えたい」
という言葉は、完全な嘘だったわけです。
続投に強い意欲を示す一方で、都合が悪い質問は
「お答えすることは控えたい」
「記憶にない」
と強弁するなど、とうてい看過することはできません。
その同じ口で、「真摯に説明することで信頼を回復していきたい」と
言っているのですから、悪い夢でも見ているような気分でした。
(画像は知事の部屋より)
象徴的だったのは、20時前に終了予定だった都議会が、18時45分には終わったこと。
1時間以上も前倒しになることは、通常考えづらいことです。
これは舛添知事の疑念に質問が集中した反面、
舛添知事が充分な答弁を行わなかったことがすべての原因です。
自民党と共産党は約25分、公明党に至っては35分を知事への質問に充てましたが、
舛添知事が質問に対して答えた時間はすべて半分以下。
普通は答弁のほうが長いくらいなんですけどね…。
予め弁護士の指導が入ったであろう台本を、
顔もほとんど上げずに小さな声で早口で読む。
類似の質問には、まったく同じ答弁の繰り返し。
「生まれ変わって…」「今後は繰り返さない」
という決意表明ばかりが目立ち、公私混同や公金の横領について、
自分の言葉で自身の感情・認識を語ることはついにありませんでした。
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自民党も表向きは厳しい口調で追及を行い、
公明党は進退問題にまで言及したことは一歩前進と言えますが、
遅きに逸した感と責任は否めません。
そもそも質疑通告制の本会議ではこうなることは予測の範疇で、
猪瀬前知事の時と同様、早急に集中審議の場を設けておくべきでした。
特に自民党は、「身を切る覚悟」に何度も言及。
猪瀬前知事も総務委員会集中審議の初日で使った、
「給与返納」
というカードを切らせるタイミングを狙っているのかもしれません。
もはや、その程度のごまかしで信頼回復ができるとは到底思えませんが…。
いずれにせよ舛添知事が今日の代表質問で「ライン」を引いた以上、
明日の一般質問では何も答える気はないでしょう。
それならそれで、こちらにもやり方があります。
いかに舛添知事が政治家としての資質に欠いているか、
白日の下に晒されるような質疑を行っていく予定です。
議会閉会日の15日までに
「不信任案の可決しかない!」
という空気を、議会内と世論に情勢できるかが鍵。
そのために打てる手をすべて打っていきます。
それでは、また明日。
(2016年6月7日「おときた駿オフィシャルブログ」より転載)