東京都江戸川区の葛西臨海水族園で目玉展示となっているクロマグロの群れで、原因不明の大量死が続いている。
2014年11月1日時点で69匹いたクロマグロが少しずつ数を減らし、1月19日時点で生き残っているのは、わずか6匹。死因は特定できておらず、同園では大学や国の研究機関にウイルスや細菌の有無などの診断を依頼しているが、このままのペースでいけば1月中にも全滅する可能性が出てきた。
しかし、クロマグロと言えば、寿司ネタや刺身のトロなどで知られる高級食材。死んだのは60匹以上にもなるが、食用として寿司や刺身に加工されることはあるのだろうか。葛西臨海水族園の広報担当者に電話取材すると、次のような返事が返ってきた。
「いえ、食用に使うことは全くありません。通常であれば、死因を調べるために解剖した後に、園内にある処理機にかけて肥料にしたり、焼却炉で処分しています。ただし、今回のケースは病理解剖して原因を究明する必要があるため、今後の資料としても役立つ可能性があるため、なるべく保存しています」
大量死したクロマグロの刺身が、寿司店で握られることはなかったようだ。
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