エイベックス・グループ・ホールディングス社長の松浦勝人氏が、自身のフェイスブックで「富裕層は日本にいなくなっても仕方ない」と投稿したことが波紋を呼んでいる。
松浦氏は8月2日、「こんな僕でさえ富裕層といわれるならば」の書き出しで始まる投稿で以下のように述べた。
この国はあえていうなら富裕層に良いことは何もない。
そして貧富の差を問わず老後の安心など今のところ何もない。
安部政権になったことで民主党政権時代に決まった富裕層への
最高税率の増税はなくなるかと期待したが
阿部内閣支持率向上の狙いのためか
たいした税増収にならないにも関わらず
富裕層への所得増税は決まり
地方税とあわせれば55%という税金が
所得にかけられる。
そして、相続税も半端じゃない。
うかつに死んだら家族が路頭に迷うはめにもなりかねない。
国に頼らず、自分の事は自分で準備しなければならない国になってしまった日本。
僕としては、税金は個人の所得報酬に対して50%という国との折半が我慢の限界だった。
所得税が20%代の国はたくさんある。相続税のない国もある。
こんなことをしていたら富裕層はどんどん日本から離れていくだろう。
この投稿がネット上で拡散し、さまざまなコメントがついているが、大半は批判的な意見だ。「はてなブックマーク」から、何件か抜粋してみた。
「稼ぎ頭を失った家族」が路頭に迷うのが心配なら社会保障に力を入れるのが当然でしょう。そこで相続税云々するのは「自分の家族にしか興味がない」って意味じゃん。
(WinterMute 2013/08/04)
こういう、自分の富は自分で稼いだものって人は、なんで相続税に反対するんだろうか?家族は「自分」じゃないんだから、家族も自分で稼げばいいじゃん。国に取られるのが嫌ならたとえば出身校に寄付でもしとけ
(nowa_s 2013/08/04)
成功した人は全部自分の力だけで成功したと思いこむ典型だね。シンガポールがどうして安い税金にできるのかすら考えたことすら無さそうだ。成功者だけ安い税金で釣って他国のインフラ努力を吸い上げているだけ。
(crode 2013/08/03 )
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