マーベル映画の最新作『キャプテン・マーベル』が3月15日に日本で公開される。これは観客が待ちわびていた、マーベル初の女性スーパーヒーローが主役の映画だ。
この流れに乗り、次はもっと多様なキャラクターが見られるかもしれない...。
マーベル・スタジオのプロダクション・チーフであるビクトリア・アロンソ氏は、「世界はゲイのスーパーヒーローを受け入れる準備ができている」と感じているようだ。近く発表される映画の主演の1人に、ゲイを公表している俳優を探している、という噂もある。
「私たちの成功は、非常に異なった人々の話によって成り立っています。私たちは一つのタイプの人間の映画だけで有名になりたくありません」とアロンソ氏は3月6日に行われた『キャプテン・マーベル』のロサンゼルス・プレミアでバラエティ誌に話した。
「私たちの観客はグローバルで多様性に富み、包括的です。その方向性でやって行かないと、私たちは失敗します。多様性と包括性を加速していかないと、私たちの成功は続きません」
マーベル映画での性的多様性の描写は非常に乏しく、過去では『マイティ・ソー バトルロイヤル』でバイセクシュアル(劇中では語られない)のキャラクター、ヴァルキリーなどに限られる。
近く発表予定の映画は、コミック『The Eternals』を元にしており、さほど有名ではない不死身のヒーローたちの物語。2020年に公開予定とされており、多様性に富んだキャラクター達の登場が期待される。
アロンソ氏はキャスティングについて詳細は発表しなかったが、あるオンライン・メディアによると既にキャスティングは開始しており、ゲイを公表している俳優を探しているという。
マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギ氏は、映画はクロエ・ザオ氏が監督を務め、2018年から開発が始まっているという。ファイギ社長は以前、今後はマーベル映画にLGBTQのキャラクターが登場していく、と話していた。
2018年のインタビューでは、過去の映画のキャラクターがカムアウトしたり、新たなLGBTQキャラクターが登場する可能性を示唆していた。
ハフポストUS版の記事を翻訳、編集しました。