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「圧倒的な成果」を生んだのは、部署を超えたランチだった。入社半年のマーケターが活躍できたワケ

「いつかWebマーケターとして注目される人になりたいんです」
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「いつかWebマーケターとして注目される人になりたいんです」そう語ってくれた砂川恵里佳さん(26)。高い志のもと、クラウド会計ソフトで知られるfreee社に入社した。同時に自身のスキル不足を痛感した彼女。わずか半年でハイパフォーマーになれた理由とは?

砂川恵里佳さん(26)のファーストキャリアは、人材サービス会社でのマーケティング職。異色なのは営業(テレアポ)部署にて、たった一人のマーケティング担当者に抜擢されたことだ。 「2年間在籍していたのですが、オウンドメディアの運営、セミナー企画、メルマガ...いろいろと挑戦することができました。見込み顧客と関係を築き、受注につなげていく。仕事はすごく楽しかったですし、やり甲斐もありました」

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こうしてマーケターとしての道を歩みはじめた砂川さん。同時に心配もあったという。 「部署内にマーケターは私1人だけ。当時はインバウンドマーケティングがそこまで重要視されている組織ではなかったんです。私の力不足もあるのですが、思うようにまわりの理解が得られず...マーケティングに使える予算も限られたものでした」

部署の主役は営業であり、彼女はあくまで"サポーター"という立場。そして日進月歩、進化していくWebマーケティングに強い同僚もいなかった。

「このままでは自身の成長が止まってしまうのではないか。もっと成長のスピードをあげていきたい。マーケティングに力を入れている企業で働きたいと考えるようになりました」

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こうして転職活動をスタートした砂川さん。特に心惹かれたのがクラウド会計ソフトで知られる「freee」。元Googleの佐々木大輔さんが立ち上げたスタートアップだった。

「面接でマーケティングについてお話いただき、すごく刺激をもらいました。私には思いつかない施策ばかりで、会社としてマーケティングにかなり力を入れている。私の希望と合致すると感じました」

特に顕著だったのは、Web広告の予算。前職時代では考えられない大きな予算を、入社初日から任されたという。入社後、砂川さんに与えられたミッションは、Web広告を活用し、顧客のリード(プロダクトの導入に興味を持った顧客)を獲得していくこと。

「本当にびっくりしました。1日でこんなに使っていいんだ、と(笑)」

しかし、いきなり活躍ができたわけではなかった。

「入社初日に参加したミーティングで、チームメンバーが何について話をしているか、全く理解できなかったんです。Web広告の用語もわからないし、話し合われていることのレベルがあまりにも高かった。私は今まで本当に何も知らなかったんだなと痛感しました」

こういった現状に対して、打ちのめされたり、大きなストレスとなっても不思議はない。しかし、彼女は、この環境をポジティブに受け取ったという。

「この環境にいれば絶対に私も成長できるはずだと思ったんです。周りのレベルが高いということは頑張っていけば私のレベルも上がる。同じ年齢、年下のメンバーもできていることだし、みんなと同じように働けば、成長できると思いました」

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そして、freee入社から半年、砂川さん主導で大きな成果が生まれた。それが「あるキャンペーンで広告費用を1/10に削減し、顧客獲得数を4倍にする」というものだ。

「風通しがよく、フラットな文化がfreeeにはあります。ただ、入社すぐの頃、マーケティングとセールス(営業)の連携は不十分だと感じていたんです。どんな広告文がユーザーに刺さるのか。どうすればニーズのある企業群にリーチできるか。マーケティング施策を進める上で、日々多くの顧客と向き合っているセールスの意見をもっと取り入れたい。そう考えて、セールスのみんなとランチに行ったり、近くの席で仕事をする機会を増やしました。交流する中で意見をもらって、実行する施策を思いついたんです」

役割としての「職種」はあるが、目指すゴールは同じ。自然に協力体制が生まれるのがfreeeのカルチャーにあるという。

「実はマーケティングとセールスだけではなく、エンジニア、カスタマーサポート、全員でやり取りできるチャットもあるんです。セールスやサポートからフィードバックがあったらすぐに分析して仮説を考える。それをエンジニアが拾ってプロダクトの改善につなげる。チームを越えて連携することで、サービスがどんどん良くなるのだと思います」

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最後に砂川さんが語ってくれたこれからの目標。Webマーケティングに携わるからには、その道のプロフェッショナルとして認められる実績を残したいと語る。

「まずは社内で頼ってもらえる存在になること。そしていつかマーケターとして、メディアで取材されたり、イベントで登壇依頼がきたり、それくらいインパクトのある成果を出せるようになりたいです」

他社を含めて、業界全体・マーケットにおいてインパクトを残せるように活躍したい。彼女の高い目線をうかがい知ることができた。彼女の一体どこにこの成長志向の根源があるのだろう。

「仕事をするとき、仕方なくやるものじゃなくて、”楽しいからやる”と思えたらベストだと思うんです。成功体験をたくさん積んで、できることが増えていくと楽しくなるんですよね」

「Web広告」に関してはほぼ未経験でチャレンジした彼女が活躍している背景にあったのは、成長志向。仕事を楽しみたい。そのために成長をしたい。このようにセットで捉え、貪欲にイチから学ぶ。このスタンスこそが、彼女の強みなのかもしれない。

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