竹内まりや、自身の30代を振り返る。育児と曲作りを行き来する日々について語ったこと

“シンガーソング専業主婦“というスタンスで音楽活動を続けてきた竹内まりや。曲作りの最中に子どもが泣き出すこともあったという。
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ワーナー・ミュージックジャパン

竹内まりやが語る、自身の音楽活動 30代の育児と曲作りの行き来は「とても楽しいことでした」

 デビュー40周年を迎えたシンガー・ソングライターの竹内まりやが、28日発売の女性ファッション誌『Oggi』10月号(小学館)に初登場。8ページの特集で読者世代である30代の働く女性に向けてメッセージを送っているが、その一部が公開された。 

 “シンガーソング専業主婦”というスタンスで音楽活動を続けてきた竹内。23歳で歌手デビューし、20代は「芸能的な活動も多く、自由な時間もなくスケジュールが埋まっていく毎日、好きなはずの音楽へのモチベーションも失いかけていた」と振り返る。27歳でミュージシャンの山下達郎と結婚すると、家庭を優先する活動でほかのアーティストに曲を提供しながら、自らも歌手としてヒット曲を生み出してきた。

 30代は、育児をしながら最も多くの曲をつくった時期だった。「たとえば、中森明菜さんに『駅』という曲をつくったときには、駅での切ないラブストーリーを頭で組み立てながらボルテージが上がってきて…。と、そうしている最中に子供が泣き出して、現実に戻る。そして子供を寝かしつけたらまた、『駅』の世界に戻って…」。育児と曲づくり、全く異なる世界を行き来する日々は、働く女性の厳しい現実のように見えるが、本人はその生活が「とても楽しいことでした」と語る。

 そんな30代を「進むべき道が決まった実りある10年」と表現する竹内。「30代は、体力も夢もたくさんあって、そこに向かうエネルギーもあふれている。そして、若さはいろんな試行錯誤を許してくれます」。それは“ワークライフバランス”という言葉が世の中に浸透する以前。自分のペースで自己実現と家庭を両立する働く女性の新しい生き方だった。

 インタビューでは、Oggi世代へ向けたメッセージのほかに、曲づくりや、女性のかっこよさ、37年になる山下達郎さんとの結婚生活なども告白。寡作ながら自分のスタンスを変えず丁寧に仕事と人生を刻み続け、Oggiが目指す「かっこいい私」を体現する竹内の貴重な言葉が、たっぷり収録されている。

 9月2日からは都内5駅(表参道、東京、恵比寿、有楽町、新宿)で竹内の大型ポスターも掲出される。

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