サッカーのイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドは8日、クラブ公式ホームページでアレックス・ファーガソン監督が今季で退任することを発表した。
イギリスのBBCの報道によると、ファーガソン氏は71歳。1986年に監督に就任して以来、27年にわたって指揮を執ってきた。かつて同クラブに在籍していたデビッド・ベッカムやクリスティアーノ・ロナウドなどの人気選手を育てた名将としても知られ、優勝回数はプレミアリーグ13回、チャンピオンズリーグ2回、FAカップ5回を数える。引退後は同クラブのディレクターなどの役職に就くという。
BBCのホームページで同監督は「引退の決断は私にとって重大なこと。ずっとタイミングを考えていたが、今こそがまさにその時だった」と心境を語っている。後任には現レアル・マドリード監督のジョゼ・モウリーニョ氏などの名が挙がっている。
イギリスの各報道機関はネット上に特設ページなどを用意し、名監督引退に対するファンの反応やリアルタイムニュースを随時更新している。BBC SportはLive Reportingで、大手新聞のThe TimesはManchester Unitedで速報を伝えている。
同クラブには日本代表MFの香川真司選手が在籍し、ファーガソン監督から高い評価を得ていただけに、次期監督が誰になるのかは非常に気になるところだ。
■引退発表を受け、プレミアリーグの各チームもメッセージを出している。