インドネシア中部スラウェシ島で3月27日、前日から行方不明になっていた男性が、全長7メートルのニシキヘビの腹の中から遺体になって見つかった。地元紙ジャカルタ・ポストなどが29日に報じた。
同紙などによると、25歳のアクバルさんが26日に近くのパームヤシ農園に向かった後に行方不明となり、心配した親類らが翌日、捜索を始めた。地元の住民らが翌27日、農園周辺で腹部が以上に膨らんだニシキヘビを見つけたため、ヘビを切り開くとアクバルさんが遺体となって出てきた。遺体はほとんど消化されておらず、衣服なども体内にそのまま残っていたという。
地元幹部は「アクバルが見つかる前夜、農園の方から人の悲鳴を聞いた人もいる。ヘビが捕まった時は、口から靴が見えていた」と話した。
BBCによると、ニシキヘビは世界最長の爬虫類のひとつで、獲物を窒息させてから飲み込む。人を殺して飲み込むことは珍しいが、幼い子供や動物を飲み込んだという事例はたまに報告されるという。
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