マレーシア当局は7日、5日の地震で地滑りなどが発生したボルネオ島のキナバル山(4095メートル)で行方不明になっていた登山客について、日本人1人を含む16人の遺体をこれまでに収容したと発表した。
共同通信などによると、日本人は男性のオザキ・マサヒロさん(29)とみられる。このほか、シンガポール人7人、マレーシア人6人、フィリピン人と中国人それぞれ1人が死亡した。犠牲者には学校からトレッキングに来ていた子どもたちも含まれるという。
地震発生時には、16カ国の外国人登山客ら130人以上が足止めとなっていた。現場での救助・捜索活動はがれきや濃い雲に阻まれ、ヘリコプターによる遺体の搬送にも支障が出ていた。