探知信号は「不明マレーシア機以外のもの」 アメリカ海軍関係者が発言

3月に消息を絶ったマレーシア航空(MAS)MH370便の捜索活動で4回探知された信号について、米海軍関係者が不明機の「ブラックボックス」から発せられたものではないとの見方を示したと、米CNNが29日報じた。
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Reuters

[シドニー 29日 ロイター] - 3月に消息を絶ったマレーシア航空(MAS)MH370便の捜索活動で4回探知された信号について、米海軍関係者が不明機の「ブラックボックス」から発せられたものではないとの見方を示したと、米CNNが29日報じた。

報道によると、米海軍で海洋工学の副責任者を務めるマイケル・ディーン氏は、不明機関係当局のほぼすべてが、探知された信号が不明機から発せられたものではないとの見解だと語ったという。

乗客乗員239人が乗ったMH370便は、3月8日にクアラルンプールから北京に向けて出発後、間もなく消息不明となった。その後、オーストラリアの北西約1600キロの海域周辺で信号が探知され、豪当局が捜索範囲を絞っていた。

ディーン氏はCNNに対し「現時点で最も可能性が高い説は、(信号が)船またはえい航式の信号探知機の電子機器から出た音らしいということだ」と話した。

しかし、米海軍のスポークスマンは「推測に基づく早計な」コメントだとし、信号探知機で集めたデータの解析を進めるために、関係国と協力を続けていると、電子メールで回答した。

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