こんにちは!
大学4年生のAYU(アイユ)こと渡部葵(ワタナベアオイ)です。
AYUはマレー語で「美しい」という意味。
マレーシア留学時に現地の友人がつけてくれた、大切なセカンドネームです。
私は日本での就職活動を通じて様々なことを考え、その結果、来年の4月からマレーシアで働くことを決めました。
今回は、なぜ新卒でマレーシア就職を選択したのかについてお話しさせてください。
日本での就職活動
大学3年時に留学したマレーシアのことを大好きになった私ですが、帰国後は日本での就職活動に没頭していました。
就活中常に意識していたのは、どこで(場所)だれと(人)何を(夢や目標)するのか、という3つの指標。
また「東南アジアなどの新興国で国籍を問わずに世界中の人と働き、生涯をかけて日本に貢献したい!」という想いをもっていたため、海外と接点がありそうな企業15社ほどの面接に挑んでいました。
このように考えるようになった背景には、2011年3月11日に経験した東日本大震災での出来事があります。
当時私は地元福島県の高校に通う2年生でした。
幸い家族や親しい友人は無事だったものの、3週間程は体育館と親戚宅での避難生活を経験。
被災時の周囲は、まるで生気を失ったような様子だったことを今でも覚えています。
そんな中私が思い浮かべたのは、会ったこともない遠い国の人々のこと。
当時制限のある生活を強いられてはいましたが、水や食糧、寝る場所に不自由することはなく、高校生活に戻る目処も立っており、先が見えていました。
しかし今私が経験している「不足した生活」、そして「生きることだけに必死になる毎日」を当たり前とする人が、世界のどこかにいるのではないか。
だからこそ日本だけでなく世界中の人々のために、そして世界中の人とともに働いてみたいと考えるようになったのです。
また、避難生活中周囲の人々が少しずつ働き始めた時に笑顔が戻ったような感覚を抱いた私は、「ビジネス」がもつ可能性を実感。
現地に根を張ったビジネスでその国のために働くことで、日本の国益にも貢献できるのではないかと考えたため、世界を相手に挑戦できそうな金融や商社を中心にエントリーすることにしました。
しかし第一志望である最大手総合商社からは内定を得ることはできず、落ち込みながらも進路選択を迫られる日々が続いたのです。
そんな時に思い浮かんだのは「自分の気持ちに素直になる」という、マレーシアで学んだ大切なことでした。
等身大の自分でいられたマレーシア
マレーシアに留学していた時、私は友人から「葵自身はどうしたいの?」と聞かれることが多々ありました。
それまで自分の好き勝手やってきたつもりでいたものの、「どうあるべきか」や「相手が何を期待しているのか」という周囲からの視線に縛られていたことに気づかされ、目が覚めるような体験をしたのです。
そんな戸惑う私に彼らが告げたのは、「色々難しく考えずに、自分がいたいようにいたらいいんじゃない?」
という温かい一言。
周囲を敬い気遣いながらも、幸せになることにまっすぐな彼らは私にとって憧れであり、次第にかけがえのない存在となっていきました。
そして、どんな私でも受け入れてくれるマレーシアが大切な居場所になったのです。
日本での就職活動に悩み留学時の日々を思い出したことで、自分の純粋な気持ちに向き合う大切さを再確認した私は、「ありのままの自分で生きられるマレーシアで働いてみよう!」と考えるようになりました。
その後持ち前のバイタリティを活かしマレーシアの会社にエントリーしたところ、すぐに現地のとある会社から内定をいただき、無事来年からマレーシア勤務が決定。
ここにくるために日本の企業とはご縁がなかったのだと思えるほど、自分にとっても納得のいく結果で就職活動を終えることができました。
マレーシアの魅力をお伝えします!
今後は、私が愛するマレーシアの魅力や、具体的な海外就職方法について全力でお伝えしていきますので、少しでもお役に立てれば幸いです。
どうぞよろしくお願いします!
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ライター
渡部 葵/Aoi AYU Watanabe
東北出身。漬け物とナシレマ、そして韓国とおしゃべりが大好きな女子大生。東日本大震災の被災経験から官民両者の存在価値や企業努力に関心をもち、政策科学部へ進学。在学中はベトナム金融情勢の研究や日本企業の経営戦略・財務分析等を学ぶとともに、1年弱のマレーシア留学を経験。来春からいよいよマレーシアにて新社会人生活スタート! Instagramも更新中です。
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