"ヒラリー大統領"の特集本を全米で回収 「誰もが犯すミス」と釈明

ヒラリー・クリントン氏を新大統領として表紙に掲載した特集本が、全米から回収されることになった。

ヒラリー・クリントン氏を新大統領として表紙に掲載した特集本が、全米から回収されることになった。11月10日、ニューヨーク・ポストなどが報じた。

問題となったのは、大統領選が開票された9日(現地時間)、開票結果が出る前に、クリントン氏の勝利を見越してアメリカ中の書店や売店に出荷されていたニューズウィーク誌の特集本(写真)だ。表紙には、笑顔のクリントン氏の上に、デカデカと「MADAM PRESIDENT(女性大統領)」と書かれている。

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実際にはドナルド・トランプ氏が当選確実となったため、事実と異なる内容になってしまい、9日のうちに全米から回収されることになった。新たにトランプ氏を表紙にして「PRESIDENT TRUMP(トランプ大統領)」と書かれた新版の印刷を急いでいるが、実際に流通するのは13日以降になる見込みだ。クリントン氏が表紙のバージョンも一部流出したものが、100ドル〜500ドル(約1〜5万円)でネットオークション「ebay」に出品されている。

ニューズウィーク編集部では2つの表紙を並べた上で、「雑誌名をライセンスしているトピックス・メディア社が作ったもので、編集部が作ったものではない」と公式Twitterで釈明した。

トピックス・メディア社のトニー・ロマンドCEOは「誰もが犯すであろうミスをしてしまった」とコメントしている。

▼画像集(落選に衝撃を受けるクリントン氏のサポーター)▼

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