未来は目の前を飛んでいる。
未来がいつ“やって来た”かを知りたい人がいたら、2016年4月28日だと教えてあげよう。
この日、イギリス人の発明家コリン・ファーズ氏は、ガスで動くホバーバイクを公開した。ホバーバイクは少なくともその名を持つなら最低限必要とされることを、何とか行うことができる。つまり、実際に宙に浮くのだ。
ファーズ氏がエンジニアではなく配管工であること、そして今まで一度も空飛ぶ機械のようなものをつくったことがないことを考えると、これは驚くべきことだ。
だが、ファーズ氏は他の一連の風変りな発明品のおかげでYouTubeのスターとなった。発明品にはロケットで動くベビーカーや、現実に再現したウルヴァリンの爪、テルミットランチャーなどがある。
最終的な作品をこの動画で見てみよう。
たしかにとても楽しそうだが、決して完璧ではない。ホバーバイクは真っ直ぐには進まない。単にぐるぐる回るだけだ。着陸も難しい。
ファーズ氏はホバーバイクの現在の限界を認めているが、もし他に何かを追加したら、バイクは重くなり過ぎて宙に浮くことができなかっただろう。
ファーズ氏は4、5週間かけて試作品を組み立てた。Mashableによると、飛ぶコツをつかむまで4度の試験飛行が必要だったという。
「同じ速度でエンジンを動かすことと、どのような体勢を取るかがすべてです」。
ポピュラー・メカニクス誌は、アメリカ軍が独自にホバーバイクを開発しようとしていると記している。軍がファーズ氏の奇妙な機械に着想を得たかは不明だ。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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