ルビッツ副操縦士に「このクソドアを開けろ」ジャーマンウィングス機 最後の瞬間

「このクソドアを開けろ!」。機長は再び副操縦士に怒鳴った。
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FRANKFURT, GERMANY - SEPTEMBER 13: In this photo released today, co-pilot of Germanwings flight 4U9525 Andreas Lubitz participates in the Airport Hamburg 10-mile race on September 13, 2009 in Hamburg, Germany. Lubitz is suspected of having deliberately piloted Germanwings flight 4U 9525 into a mountain in southern France on March 24, 2015 and killing all 150 people on board, including himself, in the worst air disaster in Europe in recent history. (Photo by Getty Images)
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副操縦士の意図的な操作でフランス南部に墜落したジャーマンウィングス機の事件で、回収されたボイスレコーダーには、最後の瞬間の会話が残されていた。ドイツのビルト紙が3月29日付けで伝えた。この事件では、乗員乗客150人が死亡している。

アンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)は離陸後、機長がトイレに行くために操縦席を出ると、内側から鍵を閉めたという。

閉め出されたと気づいた機長が「頼むからドアを開けてくれ!」と叫んだ。同時にドアを蹴ったり、体当たりしたりした様子がうかがえる。背後には乗客の悲鳴らしき声も聞こえるという。

同10時35分、何かでドアを激しくたたく金属音が響いた。機内に設置されている非常用のおのを使ったとみられる。この時点で高度7千メートル。約90秒後、警告音が機内に鳴った。「このクソドアを開けろ!」。機長は再び副操縦士に怒鳴った。

それでも、副操縦士は無言のままだった。同10時40分、「機体の右翼が山肌にぶつかった」(関係者)とみられる衝撃音が響いた。再び乗客の叫び声が聞こえ、最後の記録となった。

「このクソドアを開けろ」 機内に警告音、おの振る機長:朝日新聞デジタル 2015/03/30)

さらにビルトでは、ルビッツ副操縦士が視力の悪化で治療を受けており、網膜剥離を患っていた可能性も示唆している。

ルビッツ氏を巡っては、ドイツ・デュッセルドルフのアパートで同居していた交際相手が妊娠をしている可能性や、「自分の名を知らしめてやる」と元交際相手に伝えていたことなど、徐々に状況が明らかになりつつある。

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