複数の女性からのセクハラ行為を告発されたコメディアンのルイス・C.K.氏が、『Sincerely Louis CK』で第64回グラミー賞・最優秀コメディアルバムを受賞した。
ニューヨークタイムズは2017年、C.K.氏が5人の女性の前で、同意なしでマスターべションをしたと報じた。
C.K.氏はこの告発の後に「女性たちの話は本当だ」とハラスメントを認め 「権力を無責任に行使してしまった。自分の行動を後悔している」とコメントした。
デイリービーストによると、C.K.氏のグラミー賞ノミネートと受賞は、この2017年の告発後初めてとなる。
第64回グラミー賞では他にも、トランスジェンダーに差別的な発言をしたデイヴ・シャペル氏や、同性愛嫌悪的なジョークをSNS投稿したケヴィン・ハート氏、複数の女性から暴力を告発されているマリリン・マンソン氏がノミネートされた。
こういったノミネーションが物議を醸した2021年11月、レコーディング・アカデミーのハーヴェイ・メイソンCEOは、「我々は、(ノミネートされる人々の)過去の行動を考慮しません。私たちの規則の範囲内であれば、犯罪歴なども含めたことは何も問題にならない」と、The Wrapに説明した。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。