米Amazon Studiosがファンタジー「ロード・オブ・ザ・リング」のドラマ化権を獲得したと発表しました。「ゲーム・オブ・スローンズ」に対抗するためと噂されていた大型企画がついに動き出した格好で、映画版第1作「旅の仲間」以前における"知られざるストーリー"を描く作品になるとのことです。
契約には、複数シーズンにわたるドラマ本編とスピンオフシリーズの制作権が含まれます。Amazonは権利獲得のためだけに2億5000万ドル、およそ285億円を投じたとされ、これには同じく権利獲得をもくろんでいたHBO、Netflixも太刀打ちできなかった模様です。
トールキンの著作を管理するTolkien estate and HarperCollinsは、「文学に対するコミットメントをもつAmazonが、初のTV版「ロード・オブ・ザ・リング」を手がけることを嬉しく思っています。Amazon Studiosチームは、トールキンの原作にもとづき、知られざる物語をスクリーンに伝える素晴らしいアイデアを持っています」とコメントしました。
なおAmazonは、もうひとつの大きなうわさになっていた「プライム・ビデオ サービスの広告月無料版」については、これを否定するコメントを出しています。
(2017年11月14日Engadget日本版「米Amazon、「ロード・オブ・ザ・リング」ドラマ化決定。「旅の仲間」以前の知られざる話に加えスピンオフも」より転載)
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