奈良市は、10月16日から利用者が多い駅周辺に「図書受取ロッカー」を設置した。図書館への来館率が低い学生や社会人を対象に、本を借りるきっかけを提供する。
通勤・通学で利用される駅周辺にロッカーを設置
「図書受取ロッカー」は、図書館ホームページから事前に予約した本を、指定したロッカーで受け取ることができるサービスだ。奈良市立図書館の利用者であれば、無料で使用することができ、図書館窓口もしくは返却ポストから返却が可能。
現在、図書館の利用者は13〜30歳が、他の年代に比べて低い現状にある。
この取り組みは、通勤や通学で利用する機会の多い駅周辺にロッカーを設置することで、図書館離れが著しい年代に、身近に本に親しんでもらうことを目的としている。
ロッカーは、近鉄大和西大寺駅南北自由通路内と近鉄学園前駅隣接の西部会館内の2箇所に設置され、年間約1万2000冊の本の受け取りが見込まれている。