国連の専門機関「国際民間航空機関(ICAO)」は2月22日、リチウムイオン電池を預け入れ荷物として旅客機で輸送することを4月1日から禁止すると表明した。航空機メーカーやパイロット側から、発火を懸念する声が出ていたという。ガーディアンなどが報じた。
リチウムイオン電池は再充電が可能で、携帯電話やノートパソコン、カメラ、ヘアーアイロン、スマホのモバイルバッテリーなどに利用されている。
朝日新聞デジタルによると、リチウムイオン電池の旅客機での預け入れは、すでに多くの航空会社が原則として禁じている。温度変化が激しい航空機内の貨物室では、水分が付着して発火につながる恐れがあるためだ。
発表によると、今回の措置は2018年に新しい耐火性包装基準が採用されるまでの暫定的なもの。対象は旅客機のみで、貨物機での輸送は許される。また、旅客機でも、リチウムイオン電池内蔵のパソコンやスマホなどを機内に手荷物として持ち込む場合は、対象外になるとみられる。
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