テニスのウィンブルドン選手権は第8日、女子シングルス準々決勝が行われ、昨年覇者のセリーナ・ウィリアムズ(米国)を破る大金星をあげた第23シード、ザビーネ・リシキ(ドイツ)がカイア・カネピ(エストニア)を6―3、6―3で下し、2年ぶりに準決勝へ進んだ。共同通信が報じた。
今年のウィンブルドン女子シングルスは波乱続きだ。3回戦でクルム伊達公子を破り、連勝記録を34までのばして優勝候補の筆頭と見られていたセレーナ・ウィリアムズを下す番狂わせを起こした世界ランク24位リシキが、準々決勝でもその勢いを失わなかった。
WOWWOW TENNIS ONLINE NEWSによると、セレナ戦では10本のサービスエースを記録したリシキ。この日はエースこそ3本に留まったものの、ファーストサービスからのポイント獲得率は79%をマーク。ウィナーも23を数え6-3、6-3でカネピを退けた。
23歳のリシキは、昨年のウィンブルドン4回戦でも当時世界1位だったM・シャラポワ(ロシア)をストレートで下す金星をあげベスト8に進出している。
快進撃が続くリシキ。準決勝では、第4シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)に挑戦する。もう一方の準決勝では、キルステン・フリプケンス(ベルギー)がマリオン・バルトリ(フランス)と対戦する。
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