サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場しているアルゼンチンのリオネル・メッシが6月24日、31歳の誕生日を迎え、地元ロシア人のパティシエたちが等身大のバースデーケーキを作った。
史上最高のストライカーとも言われるメッシ率いるアルゼンチンは今大会、優勝候補の1つと言われていたが、0勝1敗1引き分けとグループDの中で最下位。決勝トーナメント進出が危ぶまれている。
メッシ自身、ここまで得点がなく、サポーターらから批判が高まるなど、苦しい立場に立たされている。
そんなメッシを元気づけようと、モスクワのパティシエたちがバースデーケーキを制作した。
メッシの等身大チョコレートケーキで、ロシアの新聞「コムソモリスカヤ・プラウダ」によると重さは60キロ。実際のメッシの体重より12キロほど軽いというが、アルゼンチンの代表ユニフォームを着た姿のメッシをつくりあげた。
アルゼンチンの選手たちは現在、モスクワの南東約50キロのまちブロンニツィで調整しており、ケーキはそこに届けられた。ロイター通信によると、制作グループのリーダー、マリーナ・マルキナさんは「メッシに『メッシ』をプレゼントします」とうれしそうに話したという。
ケーキはブロンニツィで披露された後、地元の人たちが「縁起物」として食べた。当のメッシが食べたかどうかは不明だが、きっとパティシエたちの気持ちは伝わっただろう。アルゼンチンは6月26日、1次リーグ最後の相手、ナイジェリアとの一戦に臨む。