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東証でのIPOが、普通株か優先株かは依然として不透明だ。韓国の親会社ネイバーは普通株IPOによるLINEの買収リスクなどを軽減したい意向。このため、優先株による上場の可能性も残されている。
LINEは従来の計画どおり、日米市場での重複上場を検討している。関係筋によると、主幹事は野村証券とモルガンスタンレーで、企業価値は1兆円超になるとみられている。
LINEの広報担当者は、コメントはないとしている。
LINEのユーザー数は直近で4億8000万人に達し、その8割以上が海外にいる。米国での上場も検討するのは、依然としてユーザーを取り込めていない米市場での知名度を向上し、ビジネスを拡大するのが目的。米国でのユーザー数は日本のおよそ5分の1の1000万人程度にとどまっている。[東京 15日 ロイター]
(江本恵美 編集:佐々木美和)