舌をペロッと出した顔でおなじみで、世界から愛された「リル・バブ」が8歳で亡くなった。
飼い主のマイク・ブリダヴスキーさんが12月2日、愛するリル・バブが12月1日に亡くなった、とSNSに投稿した。
「私たちは、地球上で最もピュアで、優しく、マジカルな生き物を失いました。バブは11月30日の夜、私たちのベッドで横になっていた時、明るく愛に溢れていました。でも予期せぬことに、寝ている間に平和に天国へ旅立ちました」とブリダヴスキーさんはリル・バブのウィークリー・ニュースレターに綴った。
「私は常にリル・バブの乏しい健康状態について透明性を持って公表して来たので、彼女が侵襲性の持続性骨感染症を患っていたということも秘密ではありませんでした」
それでも、彼はリル・バブが「何の前兆もなくこんなに早く逝ってしまうとは思っていなかった」という。
「リル・バブは、自ら衰えていく肉体を離れる決断をし、私たち家族がその困難な判断をする必要がないように去っていったのだろうと強く思っています」
リル・バブは2011年、写真がSNSやネットに投稿され注目を浴び、人気者となった。いくつかの遺伝子変異を持って生まれ、極度の猫の小人症により、下顎が短く歯がないため、常に舌が外に垂れていた。また、骨の密度が異常に高くなり、骨折しやすくなる大理石骨病も患っていた。
ネットスターとなった後は、ドキュメンタリー「Lil Bub & Friendz」で主演を務め、映画はトライベッカ映画祭でも上映された。また写真集「LIL BUB’S LIL BOOK 永遠の子猫 リルバブの不思議な冒険」も発売された。
ブリダヴスキーさんは、リル・バブの功績について、「彼女はこれまで多くの命(ペット&人間両方)を救ってきました。障害を持つペットへ、初めての国の基金を作り、遺伝子・生物学的な画期的な研究の対象となり、助けの必要な動物たちのために、世界中から70万ドル(約7600万円)も集めました。彼女は意思の強さ、前向きさ、そして忍耐力のメッセージを世界の人々に広めました」
「彼女の優雅な他界によって、僕の心は潰れていますが、彼女のスピリット、マジック、そして圧倒されるほどのエネルギーは今も私たちとともにあり、毎日良くなっていく、と思い出させてくれます」
リル・バブの訃報に、SNSには多くのファンの悲しみ、そして感謝のコメントが集まった。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。