宇宙を舞台に戦いを繰り広げるスターウォーズは、“新しいエピソード”の舞台がフランスとなるようだ。
作中でおなじみの武器ライトセーバーを使用した試合を、フランスのフェンシング連盟が正式な競技として認定した。
フェンシング連盟が2月15日、Facebookで試合の様子を写した動画を投稿している。
フェンシングは、フルーレ、エペ、サーブルの3種類のサーベルを使用した競技。4種類目のサーベルとして、ライトセーバーが正式に競技に使用されるという。
ライトセーバーといってももちろん、熱エネルギーで敵を一瞬で倒すほどの破壊力はない。それでも、LEDライトで灯したレプリカのサーベルは、劇中でルーク・スカイウォーカーら「ジェダイ」たちが操る本物さながらの迫力がある。
AP通信によると、ライトセーバーによる試合は、サークル状のコートで相手めがけて攻撃しあう。 頭と体は5点、手や足への攻撃に3点がそれぞれ与えられ、15点を先取した選手の勝ちとなる。両選手の得点が10点に到達すると「サドンデス」となり、次に頭か体への攻撃を成功させた選手が勝利する。
一体、なぜライトセーバーを導入したのか。フェンシング協会の事務局長はAP通信の取材に、次のように説明する。
「スポーツをしない若者が増え、(スマホをいじる)親指を動かす運動ばかりしています。なかなかソファで親指を動かすことから抜け出すことのでない彼らに、スポーツをするよう促すのは簡単ではなくなっています。そこで、フェンシングのルールと最先端のテクノロジーを組み合わせることで、自然とスポーツに参加してもらえるように取り組んでいます」