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ノルウェー中央部のハダンゲルビッダ高原で8月26日、大規模な落雷で300頭以上の野生のトナカイが死亡した。
AP通信によると、ハダンゲルビッダ高原の狭い範囲で、何百頭ものトナカイの死骸が散在する様子を撮影した写真をノルウェー環境庁が公開した。
イギリスのテレビ局「ITV」によると、環境庁は、26日の「異常に大規模な自然災害」で発生した雷雨により、70頭の子供のトナカイを含む323頭が死んだと語った。
トナカイは「一瞬で」死んだ。
「トナカイや他の野生動物が落雷で死亡するのは珍しいことではないが、今回のように非常に多くの動物が一度に犠牲になったのは珍しい」と、環境庁の広報担当官キャルタン・クヌッセン氏は29日、AP通信に語った。
野生生物保護団体職員は、極めてまれな出来事だったと述べている。
「このような数字は今まで耳にしたことがありません」と、クヌッセン氏は語った。
クヌッセン氏によると、トナカイは悪天候下で身を寄せ合う習性があり、それにより一度にこれだけ多くのトナカイが死亡したことが説明できるという。
「落雷が複数回起きたかどうかは分かりません。しかし、一瞬でこの出来事は起きたのです」
300頭以上が死亡した。
環境庁は現在、死骸をどう処理すべきかについて議論していると、クヌッセン氏は述べた。通常は、死亡した場所に放置し、自然の成り行きに任せているという。
ハフポストUK版より翻訳・加筆しました。
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