多趣味でアクティブなゴウさんのライフスタイルに迫る。
日本で一番有名なWEB制作会社、LIG(リグ)。そのブレーンであり副社長の吉原ゴウさん。アウトドアとジム通いにハマっているという、彼のライフスタイルに迫っている今回のインタビュー。
前編では、幼少期の話やカラダへの意識について伺ったが、後編ではゴウさんが今ハマっているサーフィンなどのアウトドアの魅力からはじまり、オンとオフをどう上手く楽しむかといった、ライフハック術まで幅広い話をいただいた。
ビジネスパーソンとしてだけでなく、ひとりの人間としても魅力あふれるゴウさんの思想は、きっと参考になるハズ。
波に乗れなくても楽しめる、それがサーフィンの魅力。
- ゴウさんの故郷である長野県はかなり自然豊かなところだと思うのですが、やはり子どもの頃からアウトドアスポーツなどに触れて育ったのですか?
ゴウ そうですね。家がカヌーとかラフティングとか、アウトドアを楽しめる事業を運営していたこともありましたし、アウトドアスポーツと共に育ったと言えるかもしれないですね。やっぱり親の影響ってのが大きいなぁと。
あと、長野県は素晴らしい山に囲まれているので、登山とかも小さいころから結構、やっていましたね。標高2,000mの山とかを中学生の時から友達と登ったり(笑)。冬は学校の授業で、ノルディックスキーとかもやっていましたし、長野は自然豊かなところです。
最近は、もっぱらサーフィンですね。僕、水に入るウォータースポーツが好きみたいです。
- サーフィンって結構はじめるまでのハードルがある気がするのですが、どんなところが魅力なのでしょうか?
ゴウ あくまで個人の意見ですが、サーフィンの魅力って海でまったりできるのがすごくイイと思うんですよ。波を待っている時の時間が緩く流れていく感じが幸せで。波に乗れなくても全然楽しいんです、プカプカと海の上に浮いているだけでも。
登山もやりますけど、サーフィン同様、ガチではないです。あくまで遊びの一環として。きっと、自然の中にいてカラダを動かしているという事で、自然とストレスも発散されているのかなと思います。
公私混"働"のスタイルの方が、仕事も遊びも面白い。
- 最近、遊ぶというか息抜きが上手くできない人が増えていると思います。そういう方たちに向けて、メリハリをつけることの大切さや遊ぶこと、カラダを動かすことの面白さをゴウさんなりの言葉で語っていただければと。
ゴウ そうですね・・・必ずしも、メリハリってつける必要はないのかなと。遊ぶように仕事をするというか、遊びと仕事の境界線はつねにファジーであった方が楽しいかなと思います。オフだから遊ぶ、オンだから仕事するというのではなく、オンもオフも一緒くたにするというのが僕のポリシーです。
自分がWEB業界に入ったのも、サイトをつくることが趣味だったからで、それから派生してデザイナーになりました。デザインという行為がすごく楽しかったですし、すごくのめりこんで休みの日もデザインの事とかを考えていたりもしました。
- いわゆる、公私混"働"のスタイルですね。
ゴウ ええ、そうですね。LIGブログをやるとなった時も、僕自身がお笑いが好きで、ブログで面白いことを書くというのを仕事にしたかったんです。だからアレが仕事なのか趣味なのかと聞かれると、ハッキリ言って曖昧なところなんです。仕事としてやっているけど、楽しみながらやっていますし。
カラダを動かすことも趣味だって、まずは興味を持つことが大事。ただ、「やろう!」という気持ちが生まれた時、体力がなかったら結局は何もできないじゃないですか?だから、まずはカラダだと思うんですよね。
カラダって、定期的に動かしていないとどんどん錆びていくわけじゃないですか?カラダが維持されてないと、何かやりたいときにチャンスを逃してしまう。僕はそれがすごく嫌で。自分で自分の可能性を潰したくないなと。
「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」
- では最後に、ゴウさんにとってのカラダを動かす、鍛える意味を教えてください。
ゴウ 結局、人生って体力勝負だと思うんですよね。「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」という言葉がありますが、本当にその通りだなと思います。心が健康であるためには、まずカラダが健康であるべき。心は健康だけれども、カラダが不健康という状態は基本的にありません。
なので毎日の仕事も週末の遊びも、まず心が健康でなければ楽しむ気にはなれません。どんよりした気持ちの時に遊びにいこうなんて思わないじゃないですか?人生を楽しむとか、遊びを楽しむ時には心が健康でなければいけません。
- 確かに、心とカラダはリンクしていると思います。
ゴウ そう、心が健康であるためにはカラダが健康である必要があります。カラダが健康であるためには、毎日、定期的にカラダを動かしたり、食事に気をつけたり、規則正しい生活を送ることが大事かなと。
僕はこう見えてもカラダが弱い方なので、不摂生な生活をしているときっとすぐに倒れちゃうと思うんです。それに僕が体調的な面で倒れるとなると会社にとって致命的なリスクになります。
ジムにいけば、そのリスクが0になるかというと、それは違う。ただ、高血圧だとかメタボになるよりはずっとそのリスクを抑えられると思うんですね。だから経営者の人とか組織をリードする立場にあって危機感を持っている人は、カラダを鍛えたりしているのかなと思います。
「人生を楽しみたい!」とか、「がんばって会社を経営したい!」とか、「いつも笑っていたい」、そう思うなら、まず健康を目指しましょ!となると、カラダは絶対に鍛えておくべきだと思いますよ、メンタルの土台にもなりますからね。
- ゴウさんの仕事への考え、遊びへの考え、すごく魅力的です。だから、LIGもみんな笑って仕事しているのだなとも感じました。あらためて、今回は素晴らしいお話をありがとうございました。
(つづく)
インタビューはいったんおしまいですが、次回はゴウさんが企画・プロデュースしている、地域の観光体験プラットフォーム「TRIP」をご紹介いただきます。
吉原ゴウ Go Yoshiwara
中学校を卒業後、農家、カヤックインストラクター、雀荘、アダルトショップ店員を経て、ウェブデザイナーに。 その後独立し、2007年に株式会社アストロデオを設立。2012年に株式会社LIGと合併し現職。2014年、アクティビティのCtoCサービス、「TRIP」をリリース。
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