新しい技術を使った製品開発を得意とするセブンドリーマーズは10月7日、パナソニックと大和ハウス工業と共同で、全自動洗濯物たたみ機「ランドロイド」の開発を始めたと発表した。「人々は折り畳みにかかる手間から解放される」としており、2016年度中の先行予約販売を目指す。
この日、幕張メッセ(千葉市)で開幕した国内最大の家電・情報技術の見本市「シーテックジャパン(CEATEC)」で、ランドロイドの試作品が披露された。冷蔵庫程度の大きさの機械に乾いた衣類を投入すると、センサーが衣類を画像で解析。シャツやスカート、タオルなど、衣類の種類を識別し、それぞれ適した状態に折りたたむ。
試作機は、1枚あたり5〜10分程度でたたむことができる。製品は1回で約4.5キロ分の衣類を投入できるようになる予定で、40枚であれば3〜6時間でたためるようになる。対応する衣服のサイズは、子供服から大人の3Lサイズまで。たたんだあとは、種類や持ち主ごとに、本体内の箱に収納する。
2017年に出荷される製品は、「高級家電として認識される価格帯」での販売が予定されている。
公式サイトによると、一般的な家庭では、家族の洗濯物を1人でたたむ場合、人生のうちの約9000時間、375日間を費やす計算になるという。同社はこの時間を開放することで、「自由に楽しむことができるようになる」としている。
【関連記事】
ハフポスト日本版ライフスタイルはTwitterでも情報発信しています。@HPJPLifestyle をフォロー