世界に1台だけ? 「最後の"本物"のランボルギーニ」こと1999年製ディアボロSVがオークションに出品

希少なスポーツカーの中でも、その歴史的な意義からさらに特別扱いされるクルマが存在する。
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希少なスポーツカーの中でも、その歴史的な意義からさらに特別扱いされるクルマが存在する。ランボルギーニのファンにとっては写真の1999年製「ディアブロ SV」がそうかもしれない。シルバーストーン・オークションは、これが最後に生産されたディアブロ SVであり、フォルクスワーゲン・グループ傘下に入る前に作られた最後の"本物"のランボルギーニであると主張している。

このディアブロは1999年12月21日、サンタアガタの工場がクリスマス休暇に入る直前にから出荷された。つまり、20世紀最後に生産されたランボルギーニとも言える(日本版編集部注:欧米では2000年から21世紀と考える人も少なくないようです)。この時点で既にVWグループはランボルギーニの買収を完了していたのだが、シルバーストーン・オークションはVWグループが実際に権力を行使し始めたのは2000年からだと言っている。

このクルマが最後の"本物"のランボルギーニであると考えるかどうかは人それぞれだろうが、魅力的なスポーツカーであることに変わりはない。英国仕様の右ハンドルで、「V12 SVR」のナンバー・プレートを取得。走行距離は約3万2,200マイル(約5万1,820km)。純正工具や特製のロゴ入り室内用ボディ・カバーも付属するという。

シャシーとサスペンションは2013年に1万ポンド(約160万円)以上の費用を掛けて修理済みだ。3層コートのパール・レッド/オレンジは特別注文色で、この色のディアブロは1台だけであると同オークション会社は信じている。インテリアにはブラックのレザーとグレイのアルカンタラが使用されている。

英国バーミンガムのナショナル・エキシビジョン・センター(NEC)で3月6日に開催される「Practical Classics Restoration and Classic Car Show」のオークションに、このディアブロは出品される予定だ。予想落札価格は15万ポンドから17万ポンド(約2,450万円から2,780万円)。ランボルギーニの歴史におけるこのクルマの位置づけが、今回の落札価格にどれほど影響するのか見ものである。オークションの詳細については公式サイトをご覧いただきたい。

翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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