レディー・ガガ、ハーフタイムショーは「誰からも必要とされていない」と感じる人への愛だった(動画)

LGBTQの人たちへのサポートも込められていました。
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Kevin Mazur via Getty Images
HOUSTON, TX - FEBRUARY 05: Musician Lady Gaga performs onstage during the Pepsi Zero Sugar Super Bowl LI Halftime Show at NRG Stadium on February 5, 2017 in Houston, Texas. (Photo by Kevin Mazur/WireImage)

スタジアムの屋根から飛び降りるパフォーマンスも、ダンスも素晴らしかった。

しかし、レディー・ガガのスーパーボウルハーフタイムショーで最も私たちの心を動かしたのは、そこで表現されていた「一つになることの大切さ、愛、そして全ての人たちへの思いやり」だろう。 

テキサス州ヒューストンで2月5日(現地時間)に開催されたNFLの優勝決定戦で、ハーフタイムショーの舞台に立ったレディー・ガガは、パフォーマンスの数時間前に次のようなメッセージをInstagramに投稿した。 

「このパフォーマンスは、誰からも必要とされていないと感じている若い人たち、そして誰かに認めてもらうのがどれほど大変かを知っている人たちのためのものになる」


試合前には、「レディー・ガガがハーフタイムショーでドナルド・トランプ大統領に反対する政治的なメッセージを発信するのではないか」という噂も囁かれていたが、はっきりと政策に反対するようなパフォーマンスはなかった。

しかし、パフォーマンスのあちこちに、レディー・ガガらしいメッセージが込められていた。

 

オープニングで歌った曲「This Land is Your Land(我が祖国)」は、トランプ大統領がサインした入国禁止令出身に反対するデモで歌われていた曲だ。「この国はあなたと私のためにある」というメッセージが込められている。

その後、会場であるNRGスタジアムの屋根から舞い降りてヒット曲を次々と披露したが、その一つが「Born This Way」だ。

この曲は「私は私のままでいい」という個性とダイバーシティを認める曲であると同時に、LGBTQの人たちをサポートする、次のようなメッセージが含まれる。

「ゲイであろうと、ストレートであろうと、バイセクシャルであろうと、レズビアンであろうと、トランスジェンダーであろうと、私の生き方は間違っていない。私は生き抜くために産まれてきた」

レディー・ガガが共同で設立したNPO団体「Born This Way Foundation」は「レディー・ガガの素晴らしいハーフタイムショーのパフォーマンスを、誇りに思う」とコメントしている。

2016年10月のFOXによるインタビューで「4歳の時から、ハーフタイムショーに出ることを計画していた」と語ったレディー・ガガは、どんなパフォーマンスにしたいかを聞かれ、次のように答えている。

「私にとって、ショーはファンのためのものであり、普段はバラバラになっている人たちを、一つにつなげるための場所です」

「ハーフタイムショーは伝統があり、世界中の大勢の人たちが注目するとても大きな舞台です。私にとっての課題は、これまでと違う何ができるか、そしてどうやってふだんは注目されていない小さなことに注目を集められるか、それをどうやって音楽で表現できるか、です」

彼女がそのメッセージを音楽で伝えられたことは、様々な人たちからの反応でもわかる。

ヒラリー・クリントン「1億人のスーパーボウルファンの一人として、レディー・ガガが私たち全員に送ったメッセージに心を打たれました」

エレン・デジェネレス「スーパーボウルのレディー・ガガ。すごかった」

イヴァンカ・トランプ「レディー・ガガのパフォーマンス、とても素晴らしいものでした」

ハフィントンポストUS版に掲載された記事を翻訳・編集しました。

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