梅雨前線、九州付近へ北上 梅雨最盛期の大雨に警戒が必要

土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地の浸水などに十分な注意・警戒が必要な一週間となりそうです。

現在、沖縄付近に停滞中の梅雨前線は、今後次第に北上。あす(19)日以降は九州付近に停滞し、活動を強める見込みです。

今週、九州は梅雨最盛期の大雨に警戒が必要です。

梅雨前線、九州付近へ北上

先週の14日(木)から16日(土)にかけて、沖縄は、台風6号と活発な梅雨前線の影響で記録的大雨となりました。梅雨前線は、きょう(18日)も沖縄付近に停滞していますが、今後は、勢力を強める太平洋高気圧に押し上げられて次第に北上。あす(19日)以降は、九州付近に停滞し、活動を強める見込みです。

梅雨最盛期の大雨に警戒を

梅雨前線の北上に伴い、九州は湿った空気の流れ込みが強まっていきます。きょう(18日)は、まだ雨の範囲は狭いですが、局地的に雷を伴った激しい雨が降る恐れがあり、天気の急な変化に注意が必要です。

そして、梅雨前線が九州付近へ北上してくるあす19日(火)は、雨が九州南部から本格的に降りだす見込みです。前線に向かって非常に湿った空気が流れ込むため、九州各地で大気の状態がかなり不安定になり、活発な雨雲が次々に発生、大雨となる恐れがあります。梅雨前線は、今週後半にかけて九州付近に停滞する見込みで、土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地の浸水などに十分な注意・警戒が必要な一週間となりそうです。

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日本気象協会 九州支社気象予報士/防災士

君島 由希子

趣味は読書、散歩です。

九州の気象トピックをわかりやすくお伝えできるよう頑張ります。