ニャンちゅう声優・津久井教生さん、難病ALSを公表「素敵な力が『声』を残して下さっている」

ニャンちゅうの仕事を続けていることも報告した。「これからも仲間たちと楽しいものを作っていければと思います」

NHK・Eテレの番組に登場するパペット人形のキャラクター「ニャンちゅう」の声役で知られる津久井教生さんが10月1日、自身のブログで「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」と診断されたことを公表した

ニャンちゅうは地球生まれのネコ。笑顔を絶やさず、明るく特徴のある声で、世代を超えて人気を得続けているキャラクターだ。

1日のブログで津久井さんは、「皆さまにご報告があります。4週間における検査と検査治療入院の結果、『筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)・ALS』と診断されました」と切り出した。

自力で歩くことが難しく、杖と車椅子を使って移動する生活だが、「声は無事」であると報告。「家族の力も借りて『出来る限り前に進む』感じで歩き出すことにしました」

津久井さんは3日にもブログを更新し、ニャンちゅうの仕事を通常通り続けていることを報告した。「本当に歩くのに難がある以外は元気なのです♪ 素敵な力が『声』を残して下さっている状態です♪」とした。

そして、こうつづった。

津久井教生は「ALSとつきあいながらしっかりとお仕事や生活をしていく」つもりです。
そして・・・これからも仲間たちと楽しいものを作っていければと思います。
無理は禁物ですが、少しだけ無理をしてALSの進行を押さえたいと思っています♪
引き続き応援よろしくお願いします♪

(原文ママ)

これまでのブログで津久井さんは、4〜5月に顕著に体調が悪くなり、8月に入院、9月に退院したことを報告していた。

 

■筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは

日本ALS協会のサイトによると、ALSは、運動神経系が少しずつ老化し使いにくくなっていく病気で、障害の程度や進行速度は患者により異なるという。

7月の参院選では、ALS患者の舩後(ふなご)靖彦さんが「れいわ新選組」から出馬、当選したことが注目を集めた。