ウクライナの首都キエフにある「キエフテレビ塔」が3月1日、ロシア軍の攻撃を受けた。ロイター通信のカメラマンが攻撃を受けた瞬間のテレビ塔を撮影した。付近を自動車が通行する中で、激しく爆発するテレビ塔の姿が確認できる。ロシア軍がウクライナ侵攻を続ける中で、キエフ中心部でも被害が出始めている。
ウクライナ内務省の公式Facebookも、爆煙に包まれるキエフテレビ塔の写真を公開した。
ウォールストリートジャーナルは、この攻撃で周辺の5人が死亡したというウクライナ当局者の話を伝えている。また、この攻撃で放送機器が損傷したことで、一部のウクライナ国営放送が停止したが、今後は他の放送施設を使って放送を続けるという。
デジタル大辞泉プラスによるとキエフテレビ塔は旧ソ連時代の1973年に完成したもので、高さは385メートル。
ニューヨークタイムズのクリスチャン・トリーバート記者が現地で撮影された動画を検証。少なくとも2回の爆発が確認できるとした。