『想い出の渚』などのヒット曲で知られるグループサウンズ「ザ・ワイルドワンズ」のリーダーで音楽プロデューサーの加瀬邦彦(かせ・くにひこ)さんが死去したことがわかった。74歳。4月21日朝、加瀬さんが自宅で死亡しているのを家族が見つけたという。自殺とみられる。朝日新聞デジタルなどが報じた。
日刊スポーツによると、所属事務所関係者は取材陣に対し、「亡くなったのは事実です。詳しいことは明日(22日)、発表します」と述べたという。
加瀬さんは、1941年、東京都出身。慶応大学時代の1961年に、初めてバンドを結成した。その後、「スパイダース」や「寺内タケシとブルージーンズ」を経て、1966年7月に加山雄三が命名した「ザ・ワイルドワンズ」を結成。11月に「想い出の渚」でデビューした。加瀬さんはヤマハに特注した12弦ギターの豊かな音色で人気を博した。
解散後は、作曲家、沢田研二のプロデューサーとして活躍。「危険なふたり」「TOKIO」などの楽曲を書き、ヒットさせた。
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