ロシア中央部に位置する大都市エカテリンブルクに、「くまモン」そっくりの絵が描かれた無許可の道路標識が現れ話題になっている。くまモンを「悪魔の手先」として扱ったデザインで、ひどい路面状態についてドライバーに注意を呼びかけるものだという。MSN産経ニュースがタス通信が報じた内容として伝えている。
標識は650メートルにわたり続くでこぼこ道を「サタン(悪魔)の道路」と呼び、両手を挙げたキャラクターが運転手に穴に注意するよう呼び掛けている。タス通信が12日、伝えた。(中略)
タスはキャラクターを「くまモン」とは呼ばず、「ビーバーに似た楽しげな猛獣」と説明している。道路はエカテリンブルクで最もひどい状態で、標識を設置した市民団体には市当局に改善するようアピールする狙いがあるという。
(MSN産経ニュース『くまモン、海外では「悪魔の手先」 そっくりさん、ロシアの道路標識に』より 2014/05/13 08:46)
現地メディアによると、標識の作者はユーモアを持って抗議したと話しているという。
ロシア・トゥデイによると、エカテリンブルクの道路は、汚職業者が道路を整備したためあちこちに凸凹ができており、発生する事故の5分の1が道路状況が原因で引き起こされているという。また、YouTubeにはエカテリンブルグの路面が突然爆発し、走っていた自動車が翻弄される瞬間を捉えた動画も投稿されている。
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