熊本に本部スタッフを常駐
今回の地震災害は、震度7という大規模地震が4月14日と16日未明の2度にわたって発生したことで大きな被害をもたらす結果になりました。
連合本部は、直ちに「対策救援本部」を設置し、労働組合の社会的使命として、被災者救援と復旧に全力をあげることを確認しました。4月21日には私も熊本入りし、熊本市内にある「連合熊本」の仮設事務所で、上田会長、佐々木事務局長から被災状況などについて説明を受けましたが、2度にわたる大地震とその後の相次ぐ余震によって十分な睡眠がとれず、疲労が蓄積しているようにお見受けしました。
連合本部は、22日以降、熊本に本部のスタッフを常駐させ、連合熊本と密接に連携を取りながら、できることを迅速に進めたいと思っています。
連合ボランティアの派遣を準備
災害が発生した場合には、まず被災者の救援、避難者の救済・支援など初動時の緊急対応があり、次に電気・ガス・水道などのライフラインの復旧、医療・救援物資の提供、ボランティアによる救援活動、被災者の生活支援、住居の再建、産業・地域の復興などのプロセスを経て、本格的復興に向かいます。
ボランティアが災害復興に重要な役割を果たすことは、東日本大震災でも経験してきたことです。ボランティアは、後片付けの労働を提供するということだけではありません。被災者と心を共にする人がいるだけで、ともすれば落ち込みがちな被災者の心の励みになります。
私たち連合も、ボランティアを派遣すべく具体的な実施態勢の構築をしているところです。併せて、政府や政党に対しても震災対策についての政策要請も行っていくことにしています。
連合は、これからも被災者の皆さんに寄り添って活動を進めて参ります。
逢見直人 連合事務局長
緊急カンパへご協力をお願いいたします
被災された方々、被災自治体への救援金としてカンパを募っています。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
振込先:中央労働金庫 本店営業部 普通 0124209
口座名:連合九州地震カンパ
※4月26日以降の労金窓口での振込から振込手数料が減免される予定です。
(他行および労金を含むATMからの振込では減免されません)
カンパの使途内容については、後日ホームページで報告いたします。
連合は各地で被災地支援に向け「緊急カンパ」をお願いしています。