4月16日の地震、まとめ
- 16日午前1時25分ごろ、熊本地方を震源とする最大震度6強の地震(M7.3)
- 気象庁は16日が本震、14日の地震は前震との見解示す
- 南阿蘇村で土砂崩れ。東海大学農学部の学生寮が倒壊。学生とみられる11人が生き埋めに
- 阿蘇大橋が崩落。阿蘇神社の2階建ての楼門が倒壊
- 阿蘇山、中岳で小規模な噴火。地震との関連性は不明
- 熊本県最古の西洋建築「ジェーンズ亭」が倒壊
- 雨風強まるおそれ、阿蘇市などに避難勧告
- 14日以降の地震で、これまでの死者は41人
----
4月16日午前1時25分ごろ、熊本県熊本地方を震源とする強い地震があり、最大震度6強を観測。午前3時55分には、熊本県阿蘇地方を震源とする最大震度6強の地震を観測した。熊本、大分を震源とする地震が現在も続いている。
気象庁は16日午前1時25分ごろの地震について、自身の規模を示すマグニチュード(M)は7.3(暫定値)と推定。14日のM6.5、最大震度7の地震は前震と考えられるとの見解を示した。
16日早朝に記者会見した菅義偉官房長官は「閉じ込め53件、生き埋め23件、崩落等が生じている」と明らかにしており、被害はさらに増える恐れがある。
【UPDATE】2016/04/17 0:43NHKニュースは、14日以降の地震で、熊本県内では41人が死亡したと報じた。
■各地の被害状況
熊本県南阿蘇村では大規模な土砂崩れが発生し、東海大学農学部の学生寮が倒壊。学生とみられる11人が生き埋めになった。消防などが助け出したが、少なくとも1人が心肺停止状態で、1人はドクターヘリで搬送された。
また、この地震で阿蘇大橋が崩落。国の重要文化財に指定されている阿蘇神社の2階建ての楼門が倒壊した。
熊本空港はターミナルビルが停電し、壁や天井が壊れたため、全日空と日本航空は16日の発着便全便の欠航を決めた。
関連記事