慶大生2人が中心となって熊本地震の直後に設立した支援グループ「Youth Action for Kumamoto」が制作した被災者支援マップが便利だと話題だ。グループではFacebookの公開ページなどを通じて投稿された支援物資や炊き出し、温泉、医療情報やスマホ充電可能な場所などの情報をGoogle Maps上で集約し更新、SNSで拡散して被災者に届けている。
Map上にまとめられているのは炊き出しや支援物資の集約状況、営業中のスーパーや災害トイレ、ボランティアセンターの設置情報など。QRコードを読み取るとスマートフォンから地図を読み込むことができる。
Google Mapsリンク一覧
・熊本県・大分県の避難所
・熊本県・大分県の給水ポイント
・熊本県の炊き出し&支援物資
・熊本県・大分県の営業中のスーパー&飲食店
・熊本県の営業中の薬局&ホームセンター
・熊本県の診療可能な医療情報
・熊本県の生活用水(飲用ではないもの含む)
・熊本県の入浴可能な銭湯・温泉
・熊本県・大分県のガソリンスタンド
・熊本県・大分県のスマホ&携帯充電ポイント
・熊本県・大分県の透析施設マップ
・熊本県の災害トイレ
・熊本県内外の被災者及びボランティア向け滞在施設
(「Youth Action for Kumamoto Facebook」公開グループページより 2016/04/25 01:10)
QRコードのリストはコンビニ各社のネットプリントを通じて印刷もできるようになっており、現場にいる支援者と連携して避難所の掲示板へも張り出されている。
朝日新聞デジタルは利用者の声として以下のように報じている。
2200台の駐車場に避難車両が集まる熊本県益城町のグランメッセ。家族4人で避難する会社員の女性(26)は、マップで給油可能なスタンドや道路の通行状況などを調べていた。「グーグルの地図で見られると行き方も調べられて、とても助かる」と話した。
(慶大生が災害情報マップ 2分で作成開始、一気に拡散:朝日新聞デジタルより 2016年4月24日17時17分)
Twitter上では、ネットを通じてできる支援としても注目されている。
同グループのFacebookグループは約3000人(4月25日現在)がメンバーとなり、情報を投稿している。Facebook上で、「ドキュメント編集も誰でも出来ますので、ぜひ投稿&編集のご協力お願いします。情報をもとに、小さなことでもactionを起こしていきましょう!!!」と呼びかけている。
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