4月14日に始まった熊本・大分両県での地震発生から1週間がたった。気象庁は21日、一連の地震を「熊本地震」と正式に命名すると発表した。
朝日新聞デジタルなどが伝えた。16日以降、両県で広域にわたって地震が発生しているが、14日に暫定的に命名した名前を変えないことにした。
気象庁によれば、14日から21日午前10時までに、熊本・大分両県で震度1以上の地震が756回発生している。震度5以上が17回(うち震度7が2回)、震度4も74回起きるなど、「ここまで広範囲に及ぶ地震は前例がない」(青木元・地震津波監視課長)状況になっている。
気象庁が14日から20日までに作成した、九州の震度と震源の画像を約1分の動画にした。「前震」とされた14日の震度7の地震から2日間は、熊本地方で集中的に起きていたが、16日未明の強い地震以降は、大分県の震源が増えるなど変化が起きている。
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