口永良部島噴火、「マグマ水蒸気噴火」と断定 火山噴火予知連「今後2〜3年の警戒が必要」

5月29日に鹿児島県の口永良部島の新岳で発生した爆発的な噴火について、気象庁は30日、マグマが直接地下水に接触して爆発する「マグマ水蒸気噴火」と断定した。
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AFP PHOTO

5月29日に鹿児島県の口永良部島の新岳で発生した爆発的な噴火について、気象庁は30日、マグマが直接地下水に接触して爆発する「マグマ水蒸気噴火」と断定した

コトバンクによると、マグマ水蒸気噴火とは、マグマが地下水や海水と接触し、大量の水蒸気が急激に発生することによって起こる爆発的噴火。噴出物にマグマに由来する物質が含まれる。

また、NHKニュースによると、気象庁は噴火は30日午前にいったん停止したとみられると発表したが、今後も爆発的な噴火が発生する可能性があるとして、最も高い噴火警戒レベル5の噴火警報を継続するという。

時事ドットコムによると、火山噴火予知連絡会委員の井口正人京都大防災研究所教授は記者会見で、今後2〜3年の警戒が必要であり、島民の避難は「最大で年単位になることを考えておかないといけない」と述べた。

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