【紅白歌合戦】今年の見どころ アナ雪&妖怪企画、水森かおり衣装、80年代アイドル…
毎年大みそか恒例の『第65回NHK紅白歌合戦』がきょう31日午後7時15分~同11時45分、東京・渋谷のNHKホールから生放送される。司会は白組が5年連続のアイドルグループ・嵐、紅組はNHK連続テレビ小説『花子とアン』に主演した女優の吉高由里子が初挑戦。映画『アナと雪の女王』日本語版主題歌を歌ったMay J.、主演映画『Wの悲劇』(1984年)の主題歌を披露する薬師丸ひろ子、結成20周年イヤーのV6ら初出場5組を含む全51組が出場し、松田聖子が自身初の大トリを務める。今年空前の大ヒットを記録した『アナ雪』、社会現象にまでなったゲーム・アニメ『妖怪ウォッチ』などの企画コーナーが番組を盛り上げる。今年の紅白の見どころをまとめる。
■嵐&妖怪ウォッチで夢のステージ
『妖怪ウォッチ』の主題歌「ゲラゲラポーのうた」を歌うキング・クリームソーダ、エンディングテーマ「ようかい体操第一」を歌うDream5のほか、ジバニャン、フユニャン、ウィスパーなどの人気キャラクターも登場し、出場歌手や嵐と夢のステージを展開。嵐のデビュー曲「A・RA・SHI」を妖怪バージョンで披露するなど、両者の本格的なコラボが実現する。
■SKE&NMBが郷ひろみと、氷川きよしが水森かおりと“対決”
SKE48「不器用太陽」、NMB48「イビサガール」のメドレーに続き、郷ひろみがノリノリのダンスチューン「99は終わらない」を披露。SKE、NMBも入り乱れてダンス対決を盛り上げる。演歌界からは、氷川きよしと水森かおりがビックリ演出で対決。氷川の「ちょいと気まぐれ渡り鳥」では、最新技術を使ったセットで“股旅”の世界を表現、人型ロボットや巨大ロボットアームで迫力のステージを展開する。水森は「島根恋旅」でデザイナーの桂由美氏がデザインした変幻自在の巨大ドレスで熱唱する。
■みんなで歌う『アナ雪』、NYからスペシャルメドレー
『アナ雪』で雪の女王エルサの声を演じた“本家”イディナ・メンゼルが生出演し、日本語版でアナの声を演じた歌手の神田沙也加と米ニューヨークからスペシャルメドレーを届ける。実力派ミュージカルシンガーで世界的人気を誇るイディナを「憧れの存在」という神田が、ミュージカルの本場NYでイディナに挑む格好だ。二人は、マンハッタンの特設会場から挿入歌「生まれてはじめて」と「レット・イット・ゴー」を披露。後者をNHKホールの出場歌手や視聴者と全員で歌う企画も用意される。
■日本エレキテル連合、田中マー君、『マッサン』…がゲスト出演
今年「ダメよ~ダメダメ」で流行語大賞を獲得するなど一躍ブレイクしたお笑いコンビ・日本エレキテル連合が参戦。45年前に同じく「ダメよ~ダメダメ」のフレーズでヒットした「年上の女(ひと)」を歌う森進一を応援する。米大リーグ・ヤンキースの田中将大は、自身のマウンド登場曲でもある「My Dear Fellow」を歌うももいろクローバーZを応援。そして、放送中の連続テレビ小説『マッサン』から玉山鉄二(マッサン)、シャーロット・ケイト・フォックス(エリー)、泉ピン子(亀山早苗)も登場し、主題歌「麦の唄」を歌う中島みゆきとスペシャルな共演が実現する。さらに、『花子とアン』の吉高、『マッサン』のシャーロットに加え、次作『まれ』のヒロインを演じる土屋太鳳も登場し、3人の新旧の“朝ドラヒロイン”による貴重なトークも実現。
■『花子とアン』特別編の放送決定 書き下ろし脚本で主要キャスト集結
大ブームを巻き起こした『花子とアン』が特別編として一夜限りで帰ってくる。脚本は中園ミホ氏の特別書き下ろしで、俳優陣は主要キャストが勢ぞろいし、製作陣も『花子とアン』制作チームが全面協力。中園氏は「紅白の中で『花子とアン』がどう蘇るのか私も今から楽しみにしています」とコメントを寄せている。
■松田聖子、中森明菜、薬師丸ひろ子ら“80年代アイドル”が結集
松田聖子が「あなたに逢いたくて~Missing You~」で自身初の大トリを務めることで話題を集めているほか、薬師丸ひろ子は主演映画『Wの悲劇』(1984年12月公開)の主題歌「Woman“Wの悲劇”より」(同年)で歌手デビュー33年にして初出場。編曲の松任谷正隆氏が紅白のために再アレンジを引き受け、ピアノ演奏でも参加する。中森明菜は直前の28日に紅白の枠を超えた「企画ゲスト」として出演することが電撃的に発表された。NYからの生中継で約5年半ぶりの新曲「Rojo-Tierra-」を初披露する。
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