人口の5倍以上のフォロワーを獲得し、人気沸騰中のナウル共和国政府観光局の公式Twitter。
南太平洋の小さな島国の広報を担い、フォロワー数は右肩上がりだが、Twitter社の青色の公式マークはまだ付与されていない。
こうした中、「公式マーク全然もらえないので…」とツイートした写真に反響が広がっている。
『Twitter公式マーク全然もらえないので、勝手にクッキーでつくりました』
このツイートは1月28日時点で7万件の「いいね」が付いた。
「かわいい」「健気さに泣けてくる」「ナウルがんばれ!」などとエールのコメントが続々寄せられている。
外務省の公式サイトによると、ナウル共和国の面積は21.1㎢で、東京都品川区とほぼ同じ大きさ。人口は約1.3万人だ。
経済概況について、同サイトでは「国家の主要な外貨獲得源であるリン鉱石がほぼ枯渇し、他にナウル経済を支えるめぼしい産業もなく経済状況は厳しい」と説明している。
日本で知名度の向上や観光客の呼び込みを目指し、ナウルにまつわる豆知識を発信しているナウル観光局の公式Twitter。これまでにも、独特なツイートがSNSをたびたび沸かせてきた。
Q.ナウル共和国と琵琶湖はどちらが大きいですか?
A.琵琶湖
Q. ナウル観光の醍醐味はなんですか?
A. 無事に入国すること
「これといった観光名所は...」
在京ナウル領事館が1971年に設置されたが、ナウル側の財政上の理由により1989年9月、閉鎖された。
ナウルの観光局日本事務所は、ナウル政府と財団法人「国際交流機構」(JIRO)の連携協定に基づき、2020年10月に設立された。ナウル政府の出先機関が日本に拠点を構えるのは31年ぶりだ。
日本事務所の公式Twitterの“中の人”に、ナウルの観光地としての魅力を尋ねた。
「第二次世界大戦の戦跡があったり、珍しい蒸気機関車が保存されていたりしますが、正直これといった観光名所はありません。強いて言えばのんびりできるところです。あとは、ビザの申請など入国するまでが大変なので、来ることの達成感を味わってほしいです(笑)」
コロナの影響でナウルは厳しい入国制限を取っており、現在までに感染者が一人も確認されていないという。
「今は旅行することは難しいのですが、Twitterを通じてナウルのことを知っていただき、コロナが落ち着いた頃に遊びに来てほしいです」
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